事故の確率を0.1%減らせるかもしれないリレーコラム
第3回:安全運転に効くサングラス選び!?
2020年5月1日 00:00
クルマの運転をしていれば、必ずついて回る事故の可能性。でも事故なんて起こしたくないし、事故の可能性はゼロに近づけたい!! そこでいろいろな人に、普段運転するときに気をつけていることを紹介してもらおうというのがこのリレーコラム。運転するときに参考にすれば、ちょっとだけ事故の確率が減らせるかも。第3回はCar Watchでもおなじみのモータージャーナリスト、まるも亜希子氏。テーマは「サングラスの選び方」です。医療現場が切迫している今だからこそ、いつも以上に事故を起こさないよう安全運転を心がけましょう。
みなさんこんにちは。子供を乗せて運転するようになってから、以前にも増して安全運転になった、まるも亜希子です。
ドライブは、「交通ルールを守ってゆっくり走っていれば絶対に安全」というわけにいかないのが厄介なところ。無意識にやっていることや、何気なく身につけているもの、まさかと思うものが事故を引き起こしてしまう可能性もあるんですよね。そこで、そんな危険を少しでも減らすために、普段気をつけていることをお届けしたいと思っています。
今回のテーマは、サングラスの選び方。4月に入って急激に日差しが強くなり、運転する時だけでなく外に出る時にはサングラスが欠かせない、という人も多いと思います。私も、安全運転のためだけでなく、目を無防備に紫外線にさらすとお肌にとっても悪影響があると知り、これは一大事とサングラスを新調しました。もうすっかり、お肌の曲がり角も2回くらい曲がっておりますもので、温存しなければなりません(笑)。
え~、話がそれましたが、サングラスを新調した時に気をつけたのが、UVカット効果が高いものというのは当然として、もう1つ重要なのが「レンズの濃さ」なのです。というのも、人間の目は周囲の光の量によって瞳孔を開いたり絞ったりと調節しており、濃いレンズをかけて暗くなることで瞳孔が開きっぱなしになり、そこに紫外線が注がれると目が疲れたり乾いたり、悪影響を及ぼしてしまうというのです。UVカット効果の高いレンズを選んだとしても、紫外線はいろんなものに反射してサングラスの隙間から入ってしまうので、完全に防ぐことは難しいそう。なので、なるべく顔のラインにフィットして隙間ができないものを選ぶことも大切ですね。
ちなみに、色の薄いレンズでは眩しさを防げないのでは? という心配はご無用です。色の系統によっても得意なシーンが変わってくるので、ちょっとご紹介しますね。
まずブラウン系は、眩しさを防止しつつコントラストを鮮明にするため、曇りの日のドライブに適しています。グレー系は、光を平均的にカットするため色調変化が少なく、眩しさの防止効果も高いので、ドライブには最も適していると言えそう。そしてイエロー系なら、視界を明るくするので曇りや雨の日、夕方のドライブに適しています。ロングドライブに向いているのは、グリーン系。コントラストを下げすぎず、裸眼の視界に近い自然な見え方で目が疲れにくいんだそう。オープンカーのドライブなら、黄色の光を抑える効果があって強い日差しや夜間の対向車のヘッドライトからも眩しさを抑えてくれる、ブルー系がいいようです。
このように、自分がよく運転するシーンに合わせて、色合いを選ぶとより効果が感じられるかもしれませんね。目が疲れたりダメージを負ってしまうと、運転はとても不安で危険。なるべく目をいたわれるようなサングラスを選んで、気持ちのいいドライブをしたいものです。