イベントレポート 東京オートサロン 2021
“ラグナ青果”に込められた意味は? ダイハツ「ハイゼット ジャンボ スポルツァVer.」ライブイベント
ハイゼット60周年で還暦を祝う赤の挿し色を随所に使用
2021年1月18日 11:30
- 2021年1月17日 配信
ダイハツ工業は1月17日、「ダイハツカスタマイジングライブレポート」としてYouTubeのダイハツ公式アカウントでライブ配信を実施。15時から行なわれた回では、1月15日から開催されている東京オートサロン2021の「バーチャルオートサロン」に出展中の「ハイゼット ジャンボ スポルツァVer.」に主眼を置き、カスタマイズカーの開発に携わったダイハツ工業 デザイン部 第一デザイン室先行開発スタジオ 主任 米山知良氏が車両概要を紹介した。
MT&FR仕様のハイゼット ジャンボをベースにする今回のショーカーは、果樹園の屋根切りに着想を得たというレーシーな軽トラ。ルーフやピラーがない部分にまず目が行くが、それにとどまらずエアロやローダウン&レイズ製ホイールを装着したり、サイド出しのマフラーを付けたりと只者じゃない雰囲気がプンプン。そこにきてラグナセカサーキットを想起させるボディサイドの「ラグナ青果」の文字が、カスタムの幅に深みを出しているといっていいだろう。
また、室内でも赤いバケットシートや4点式ハーネス、追加メーター、MOMO製ステアリングなどでスポーツ性を強調しており、「これは乗ってみたい」と思わせるに十分な仕様となっている。
ダイハツカスタマイジングライブレポートでは、農家で使われる作業服で登場した米山氏がまずハイゼット ジャンボ スポルツァVer.の外観をスポーティに仕上げたことを紹介するとともに、ハイゼットが2020年11月に60周年を迎えたということでグリルやホイール、シートなどに還暦を祝う赤い挿し色を入れたことを解説。
そして「ルーフはサンダーで切り、今ごろ屋根の部分はリサイクルされて鉄製品になっています」と紹介するとともに、今回のショーカーに付けられたラグナ青果について「果樹園の青果店とアメリカのサーキットであるラグナセカサーキットをかけたもの」と紹介。また、ダイハツカスタマイジングライブレポートでは米山氏が2017年からオートサロン向けに手掛けてきたハイゼット ショーカーを紹介するとともに、「軽トラというのはもともと働くクルマなので関わる人はなかなかいないと思うのですが、実際乗ったらダイレクトな操作が楽しかったり、ちょっとした足にもなるので商用車の魅力をもっと多くの人に知ってほしい」ということが、ハイゼットでカスタムカーを作る理由とした。