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哀川翔さん率いるFLEX SHOW AIKAWA Racing、「アジアンラリー2019」参戦体制発表会。ドライバーにD1 川畑真人選手を起用
「クラス優勝を目指す」と哀川監督
2019年6月13日 21:02
- 2019年6月13日 開催
FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESは6月13日、東京 お台場のアミューズメント施設「メガウェブ」において、オフロードレース「第24回 アジアクロスカントリーラリー2019(アジアンラリー)」の参戦体制発表会を開催した。
FIA(国際自動車連盟)公認のクロスカントリーラリーとなるアジアンラリーは、1996年から毎年8月に開催されており、2019年は総走行距離約2200kmを走破する。今回はタイ王国のビーチリゾート・パタヤを8月10日にスタートし、8月16日には隣国であるミャンマー連邦共和国の首都・ネピドーでフィニッシュするスケジュールになっている。
2019年のチーム体制としては、2011年~2014年、2018年のアジアンラリーでドライバーを務めた俳優の哀川翔さんがチーム監督となり、ドライバーには今回のアジアンラリーでオフロードレース初挑戦となるD1ドライバーの川畑真人選手を起用。2018年はブレーキトラブルでT1Gガソリンクラス6位(総合16位)という結果に終わっていることから、今年は川畑選手の起用でクラス優勝を目指す。
今回の発表会では哀川さん、川畑選手が登壇するとともに、TOYO TIRE、フレックス、JAOS、TRUST、SARD、PIAA、BELLOF、TCL アドバンスといったFLEX SHOW AIKAWA Racingのオフィシャルスポンサーも応援に駆け付け、TOYO TIRE 商品企画本部長の水谷保氏らが代表して哀川さんと川畑選手にエールを送った。
はじめに登壇した哀川さんは2018年のアジアンラリーを振り返り、「道路が分からないのが難しく、とにかく(道路の)穴と動物には気を付けろというのがアジアンラリー」と述べるとともに、スタックした経験を振り返り、「このときはたまたま地元の20人くらいの子供たちが助けてくれて、せーのでクルマを上げてくれたんです。アジアンラリーというのは世界で最も過酷なレースの1つでもありますが、完走したときの感動は大きいです」と経験談を語る。
一方、2019年はドライバーではなく監督として参戦することについては「速そうな人を今年の東京オートサロンで見つけたんですよ。これまで完走はしてきたのですが、今回はクラス優勝を目指していきたいということで」と述べ、今年ドライバーを務めることになった川畑選手を檀上に呼び入れた。
まず、司会からドリフトを始めたきっかけについて聞かれた川畑選手は、「小さいころから西武警察などを見てクルマが好きだったので、大きくなったらレーサーになりたい夢を持っていたのですが、中学生くらいのときでしょうか、土屋(圭市)さんがドリフトしているのを見て、“これはドリフトするしかない”といった感じで免許を取ってからドリフトを始めました。ドリフトするために免許を取ったようなものです(笑)」と説明。
そして今回、FLEX SHOW AIKAWA Racingのドライバーに誘われたのが東京オートサロンの会場だったとのことで、「そのときは半分冗談だと思いましたが、楽しそうな雰囲気があったので“いいですね”と返したところ、話が段々と大きくなったという感じです」と状況を説明。また、ラリーは今回が初挑戦ということだが、「哀川さんが運転している姿が楽しそうだったので、そこは安心しています」としつつ、心配事として“虫”が苦手であることを告白。川畑選手のアジアンラリーでの最大の敵は“虫”ということになりそうだ。
このあと登壇したTOYO TIRE 水谷氏は、「今年も昨年に続いて哀川さんとフレックスさんのチームをサポートさせていただくことになりました。今までTOYO TIREは今回のプラドに代表されるようなSUVタイヤに、われわれの技術的な強み、デザインの強みを持って非常に力を入れています。SUVというのはさまざまなパーツをきちっと組むことで、誰も走ったことのないような道をドンドン走れる。そういったところの情熱をわれわれも支えたいということで、OPEN COUNTRY M/Tというタイヤをそういうチャレンジをする人に向けて設定しています」。
「OPEN COUNTRY M/Tは見た目がカッコいいこと以外に、泥のような道でもトラクションがしっかりかかるデザインの工夫を凝らしています。そういったどんな道でも走れるという基本設計を行なっていますが、一番の強みはこのタイヤがタフであること。昨年のアジアンラリーでもタイヤはまったくつぶれずに走れたと言っていただき、それが嬉しかったです。タフネスなタイヤを川畑さんに使っていただき、多少の障害物はよけずに真っすぐ走っていただければ(笑)。われわれは今回で2回目のサポートになりますが、全力を尽くしてサポートしたいと思います。2018年に引き続いて完走、そして上位を目指して頑張っていただきたい」と、応援メッセージを送った。