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マクセル、従来比47%小型化した「NEO HUD」開発 AR-HUDを軽自動車やスポーツ車にも搭載可能に

2022年6月8日 発表

「NEO Head-Up Display」の表示イメージ

 マクセルは、従来のAR-HUD比で47%小型化させた「NEO-HUD(NEO Head-Up Display)」を開発したと発表した。NEO-HUDは、AR-HUDの課題であった容積を独自の高度自由曲面光学技術を進化させることで5Lクラスを実現し、軽自動車やスポーツ車にも搭載可能という。

 マクセルでは、2021年4月よりナビゲーション情報、ADAS機器と連携し対向車や歩行者を検知した際のアラート情報などを、フロントガラス越しに運転席から見える実際の風景に重ね合わせることで、ドライバーの視点移動を最小限に抑えたAR-HUDを量産。

 今回開発したNEO-HUDは、HUD内部でARの要素を取り込んだ画像を生成することや、60fpsの高フレームレートによりAR-HUDに必要な要件となるリアルタイム性を実現、歩行者などの動きに合わせ遅延なくアラートを表示する。小型化するため虚像距離は短くなるが、AR要素を取り込んだ表示画像の位置、大きさなどを最適化することで遠近感を持たせ、高い視認性を確保したとしている。

 同社では、現在、NEO-HUDの技術を応用してトラックなど商用車向けのHUDも開発中としている。