ニュース

PS4用「グランツーリスモSPORT」に追加された「GRスープラ レーシングコンセプト」は最高出力600PS

ニュルブルクリンクを走行してみた

2018年4月27日 公開

グランツーリスモSPORTの「GRスープラ レーシングコンセプト」でニュル1周してみた

 PlayStation4専用ソフトウェア「グランツーリスモSPORT」は4月27日、アップデート(1.18)で「トヨタ GRスープラ レーシングコンセプト '18 (Gr.3)」を追加した。早速、実際にニュルブルクリンクサーキットを走ってみた。

 今回、グランツーリスモSPORTに収録されたトヨタ GRスープラ レーシングコンセプト '18 (Gr.3)はトヨタ自動車がジュネーブモーターショーで世界初公開したレーシングカー。ゲームで公開されているスペックは、最高出力600PS/6800rpm、最大トルク71.1kgm/6000rpm、車両重量は1243kgであるとしている。

 トヨタが公表している「GR Supra Racing Concept」の主要緒元は、ボディサイズは4575×2048×1230mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2470mm、駆動形式は2WD(FR)。サスペンション、ホイール、タイヤ、ブレーキなどはレース専用部品を装備し、タイヤサイズはフロント:30/68-18、リア:31/71-18。

ジュネーブショーで発表された「GRスープラ レーシングコンセプト」の実車
ジュネーブショーで発表された「GRスープラ レーシングコンセプト」の実車
ジュネーブショーで発表された「GRスープラ レーシングコンセプト」の実車

 実際にゲームをプレイした印象は、ステアリングはクイックでドライバーの入力に対して即座に車体が向きを変えてくれる。また、ダウンフォースがすごく効いているので自分が想像している速度域より高い領域でコーナリングも可能。

 タイムが出るまでにそれなりに走り込む必要があったが、一旦車両の特性をつかむと、コーナーリングでタイヤのグリップの限界を察知することや、コーナリング姿勢の作り方がドライバーの意のままで、コーナリングが楽しくマシンとの一体感が高い「ハンドリングマシン」という印象。

 なお、タイムアタックにおける自己ベストは6分40秒を切ることができた。ラフなドライビングでもそれなりのタイムが出る「メルセデス AMG GT3」に対して、このトヨタ GRスープラ レーシングコンセプト '18 (Gr.3)は、サーキットを走るための“走る”“曲がる”“止まる”といった、基本的なドライビングテクニックを求めてドライバーを鍛え上げるマシンでもあると感じた。

ジュネーブショーで発表された「GRスープラ レーシングコンセプト」の実車