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子供たちが本格的なカメラ撮影を楽しく学んだ「JRPAジュニア・フォトスクール」 速いレーシングカーの撮影に挑戦!

2025年3月22~23日 実施
「JAFモータースポーツジャパン2025 in 横浜」にて「ジュニア・フォトスクール」が開催された

 3月22~23日、横浜市・山下ふ頭で開催された「JAFモータースポーツジャパン2025 in 横浜」にて、JRPA(日本レース写真家協会)による中学生以下を対象としたモータースポーツ写真の撮影講習「ジュニア・フォトスクール」が行なわれた。

 この講習は、日ごろからサーキットで活動しているJRPA会員の指導を受けながら、コースサイドのプレスエリアから走行中のマシンの撮影を体験できるもので、初めてカメラを手にする人でも気軽に参加できる。

撮影前に講習を受ける子供たち

 使用する機材は「キヤノンEOS R10+RF-S55-210mm F5-7.1IS STM」「ニコンZ50II+NIKKOR Z DX-250mm f/4.5-6.3 VR」の2機種。どちらも子供でも扱いやすい小型軽量のAPS-Cミラーレス一眼で、35mm換算で望遠側が300mm以上となるズームレンズとの組み合わせは今回の舞台では十分すぎるスペックと言えよう。

キヤノンEOS R10+RF-S55-210mm F5-7.1IS STM
ニコンZ50II+NIKKOR Z DX-250mm f/4.5-6.3 VR

 なお、これらの機材はキヤノンマーケティングジャパン、ニコンイメージングジャパンより提供されたものだ。

報道関係者に向けたエリアでの撮影にも挑戦
いつでも気軽に質問できるので、カメラが初めての参加者でも安心して受講できるのも特徴

 実際の撮影では、初めての経験ながら、どの参加者も動く被写体に対応するノウハウを教わりながら、しっかりと撮影に集中している姿が印象的だった。

 JRPA会員とともに指導にあたったニコンの担当者は、「スマホとは違う世界を体感し、撮ってる感を感じながら、もっと踏み込んだ写真の世界の入口になってほしい」とのこと。また、キヤノンの担当者は、「今回は初めてのお子さんたちでもここまで撮れるんだなと驚きつつ、これを機にぜひ望遠ズームなどを駆使した世界を気軽に楽しんでほしい」と語っていた。

 カメラの高性能化や小型軽量化により、子供でも簡単にモータースポーツの撮影を楽しめる時代になっているのは間違いなさそうだ。

走行が始まればみんな被写体に集中!
少しずつみんなプロっぽくなってきたかな

 今回のジュニア・フォトスクールを通じて、「1人でも多くの人が写真を撮るきっかけになってほしい」と語るのはJRPA会長の小林稔氏。続けて、「この週末の体験が今後サーキットに足を運ぶきっかけになってほしいと思う一方で、仮にその被写体がモータースポーツでなくても、この機会を通じて写真を楽しむ人が1人でも増えればうれしい」とのこと。この感覚に共感するプロカメラマンは少なくないだろう。

 なお、会場ではJRPAブースが設けられ、ミニ写真展も行なわれた。さらに会場近くのマリンタワーでも写真展示のコーナーが設けられていた。

JRPAブースでのミニ写真展
マリンタワーでの写真展示