トピック

【CEATEC 2020 ONLINE】初オンライン開催のCEATEC、“クルマ的”見どころをCar Watchが先取りチェック

アルプスアルパイン、三菱電機、NEXCO東日本、3社をクローズアップ

2020年10月20日~23日 開催

※会期以降もオンデマンドにて展開予定

初のオンライン開催となるCEATEC 2020

 コロナ禍のため初のオンライン開催となる「CEATEC 2020 ONLINE」。プライムメディアパートナーであるインプレスでは、Car Watchに加えてケータイ Watch家電 Watchでもおすすめブース紹介の記事を掲載予定だ。

 CEATEC 2020 ONLINEは「ニューノーマルテーマエリア」「企業エリア」「Co-Creation PARK」の3エリアで構成。すでに300社以上の団体、企業の出展が決まっている。

 公式Webサイトから入場登録を完了するとログインが可能となり、CEATEC 2020 ONLINEを構成する3つの展示エリアに加え、「カンファレンス」や「公式イベントエリア」の計5エリアに参加できるエントランスページに接続される。エントランスページでは、アクセスした時間に行なわれているカンファレンスやイベントの情報も表示されるため、ひと目で何が行なわれているか分かる。

 また、「展示を見て、カンファレンスを聴いて、未来の社会を感じて考えて、共創に向けて動き出すこと」というCEATEC体験をオンラインでもできるように「コミュニケーションチャット機能」「訪問履歴機能」「CEATEC GO機能」の3つのツールを新たに導入している。気になった展示をブースの説明員に聞くかのように、チャット機能を使って出展者と1対1でコミュニケーションがとれるので、ぜひ活用していただきたい。

 今回Car Watchでは、ひと足先にアルプスアルパイン、三菱電機、NEXCO東日本(東日本高速道路)の3社にクルマにまつわる出展内容の見どころを聞いてみた。出展内容はもちろんだが、各社がオンラインでどのように展開してくるのかも、見どころの1つと言えるだろう。

 イベント開催日の10月20日までに公式Webサイトにて事前に登録を済ませておこう。

「未来の快適移動空間を創出」by アルプスアルパイン

 長年にわたりメカトロニクス技術・プロセス技術・材料技術・各種設計技術など、独自の固有技術を深化させるとともに、それらを融合するイノベーションに取り組むことで、市場やユーザーニーズへ対応しているアルプスアルパイン。

 昨今は「HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)」「SENSORING(センシング)」「コネクティビティ」を成長エンジンとして注力することで、モバイル機器や家電製品、これからの時代に欠かすことができないヘルスケア、エネルギー関連機器など、さまざまな分野で新たな価値を生み出す製品を提供している企業。自動車業界では「アルパイン」ブランドを掲げ、大画面仕様の車種別専用カーナビ「BIG X」など、カーナビ、カーオーディオの分野で業界を牽引する。

――出展内容(自動車関連)の見どころについて教えてください。

アルプスアルパイン:後部座席まで含めた乗員それぞれの五感に訴えかけ、豊かで上質な快適移動空間を創出する次世代自動車向け提案「デジタルキャビン」を出展。HMI(Human Machine Interface)、センサ、コネクティビティのコア技術から成る各種入出力デバイスを当社独自の統合ECUであるHPRA(High Performance Reference Architecture)を用いてソフトウェア処理することで実現します。

 また、Eミラーによる死角を大幅に低減した周辺表示やドアトリム一体型の次世代入出力デバイス、天井大画面ディスプレイや乗員個別に音を届けるゾーンサウンドなど、当社最新の技術を結集し、乗員に安心・快適・感動を提供します。

――来場される皆さまへのメッセージをお願いします。

アルプスアルパイン:当社の電子部品とシステム・ソフトウェアを融合した最新ソリューションをご紹介いたします。デジタルキャビンのライブ配信などもご用意しております。ぜひ当社ブースにてご覧ください。

「人と協調するAI」by 三菱電機

 AI技術「Maisart(マイサート)」の1つである逆強化学習を活用し、人の操作を少ないデータで効率的に模倣学習し、人が操作しているかのような自然な動作を機械が実現することで、人との協調が容易となる「人と協調するAI」を開発した三菱電機。今後、人と機械が混在する生産・物流現場でのAGVやロボットなどに本技術を適用して実証と実運用開発を進め、作業効率の向上に貢献するとともに、自動運転車などへ展開を目指している。

――出展内容(自動車関連)の見どころについて教えてください。

三菱電機:「人と協調するAI」を無人搬送車(AGV)に適用したシミュレーションを動画でご紹介します。

動画のサムネイル

「道を譲る」「周囲の人に注意して徐行する」などの人が行なう協調動作の操作データを「逆強化学習」で模倣することで、人が操作しているかのような自然な動作を実現します。

 当社ではこの技術を生産・物流の現場にとどまらず、自動運転に適用するなど、より広い分野でニューノーマル社会に貢献できるよう技術開発を推進していきます。

――来場される皆さまへのメッセージをお願いします。

三菱電機:当社はNew Normal社会に応える最新技術を、非接触と換気をキーワードに出展しております。CEATEC公式ページに加え、当社内に特設サイトを設け、さらに詳しく、動画を中心にご説明しております。デモンストレーションも一部実施しておりますので、ぜひともCEATEC公式サイトおよび当社特設サイトをご視聴くださるようお願い申し上げます。

「雪氷対策の高度化技術」by NEXCO東日本

 日本の大動脈ともいえる高速道路やSA(サービスエリア)、PA(パーキングエリア)を管理しているNEXCO東日本。CEATEC 2020 ONLINEでは、ニューノーマルテーマエリア内の「ニューノーマル社会を支える要素技術・デバイス(デバイス&テクノロジー)」に出展。社会を支える基盤となり得る要素技術・デバイス関連技術で、日本発のニューノーマルの姿を提案する。

――出展内容(自動車関連)の見どころについて教えてください。

NEXCO東日本:3度目となる今回の展示では、NEXCO東日本が提供する高速道路の管理を中心とした交通・インフラ・防災などの都市機能サービスは、生活者が安全・快適に生活する上で欠かせない。これからの高速道路の長期的な安心・安全のために、ICT(情報通信技術)やロボティクスなど最新技術を活用し、交通インフラを自然災害などで止めないようにする「雪氷対策の高度化技術」や、高速道路のアセットマネジメントにおける生産性を飛躍的に向上するためのプロジェクト「スマートメンテナンスハイウェイ(SMH)」を主に紹介します。

 また、NEXCO東日本が描く各テーマに基づいた未来のインフラマネジメントのコンセプト動画「Future image 203X ベスト・ウェイ この道を守るために」の公開やプレゼンにより分かりやすく紹介する予定です。

NEXCO東日本が目指す203X年の近未来を描く約5分のアニメを作成。現在の除雪作業や開発状況などを回想しながら、ICTと技術力を融合して効率化された203X年の高速道路の雪氷作業を分かりやすく説明する内容となっている
「高速道路の雪と氷のテクノロジー」と題して、現状の課題と動画で紹介されるシステムの一部開発の現状について解説するとともに、準天頂衛星を活用した除雪運転支援システムにおいては、実際にクルマを走らせて分かりやすく解説する

――来場される皆さまへのメッセージをお願いします。

NEXCO東日本:雪のエリアが多いため未来に向けた「雪氷対策の高度化技術」について、アニメ動画を初めて作成しましたので、ぜひご覧いただければと思います。また、インフラ老朽化や少子高齢化による労働力減少などの問題に対応するため、生産性向上を目指す「スマートメンテナンスハイウェイ(SMH)」の取り組みをご紹介します。

GPS連続集中操作システム:GPSによる車両位置情報を活用し、雪氷対策車両が走行する区間ごとに、融雪剤散布装置や標識装置の自動制御を行なうとともに、橋梁ジョイントにて除雪プラウの上げ下げや投雪禁止区間を音声ガイダンスで注意喚起を行ない、メーカーごとに異なる操作方法の各装置を一元化されたタッチパネルにより、容易に操作することが可能となる
凍結防止剤最適自動散布システム(ISCOS):巡回車のタイヤにつけられた加速度センサから得られた路面情報を、リアルタイムにインターネット経由でWEBサーバに送信し、その情報をもとに100mごとの路面状態を路面状態自動判別システム(CAIS)により、最適な凍結防止剤の散布量を計算し、それを受けた凍結防止剤散布車は、走行するだけで自動的に走行するだけで自動的に散布作業を実施するシステム
準天頂衛星を活用した除雪運転支援システム:準天頂衛星「みちびき」からの補正信号により衛星測位情報を補正することで数cm単位の精度の測位を可能としたシステムが準天頂衛星システム。高精度位置情報と、高精度地図情報を組み合わせることで、ロータリー除雪車とロータリー除雪車と路肩や走行車線との位置関係を正確に表示し、路肩に寄せられた雪の排雪作業を安全に行なえるようガイダンスモニターにて運転を支援する画期的なシステム

スマートメンテナンスハイウェイ(SMH)の背景や取り組みの概要を紹介

SMHが描く未来の道路管理のイメージ映像とともに、SMHの成果の一部である「舗装修繕工事発注支援システム(PSS)」や「BIを活用した点検実施報告会」を紹介する
舗装修繕工事発注支援システム(PSS):技術者の視点や知見に加え、各種データの一元的な可視化や分析機能および高い操作性を実現したシステム。道路の路面性状測定結果、劣化予測、舗装構成等のデータから、手作業で行なっていた発注図書作成をオートメーション化することで、生産性が飛躍的に向上する
BIを活用した点検実施報告会:BIツールを使用することで、必要なデータを即座に技術者へ提供し、データに基づく意思決定を迅速に行なうことが補助される。SMHでは、単にBIの機能を使用するだけではなく、補修計画の業務プロセスを標準化することに取り組んできた。1歩進んだ点検実施報告会の様子を紹介する