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【WEC 第2戦 富士6時間】小林可夢偉選手、自身監修の「電気のあるキャンプ体験」トークショーに参加

顔を合わせて話す言葉について「コミュニケーション力ですごく大事」と小林選手

2019年10月4日~6日 開催

7号車 トヨタ TS050 HYBRIDをドライブする小林可夢偉選手が「電気のあるキャンプ体験」のトークショーに参加

 10月4日~6日に富士スピードウェイで開催された「2019-2020 FIA 世界耐久選手権 第2戦 富士6時間耐久レース」。7号車 トヨタ TS050 HYBRIDをドライブする小林可夢偉選手は自身が監修した企画「電気のあるキャンプ体験」のトークショーに参加。キャンプで培われるコミュニケーションの重要性を説いた。

 小林選手が監修した電気のあるキャンプ体験は、富士スピードウェイのP16駐車場に用意されたキャンプエリアでFCV(燃料電池自動車)「MIRAI」の電気を使ってキャンプをしようという企画。実際に抽選で選ばれた3組の参加者がMIRAIの電気を使いながらテントで宿泊するキャンプ体験を楽しんだ。

FCV(燃料電池自動車)「MIRAI」の電気を使ってキャンプする「電気のあるキャンプ体験」
キャンプエリアで使用する電気をMIRAIから供給する
トークショーの会場となったテントにもMIRAIから電気が供給されていた

 10月5日の予選終了後、小林可夢偉選手は、TOYOTA GAZOO Racing アンバサダーに就任している脇阪寿一氏とともにトークショーに参加。

脇阪寿一氏に加えてくま吉も登場して行なわれたトークショー
脇阪氏は昼間に豊田章男社長が視察に訪れたことを報告。ラリーイベントで発生したアクシデントにより豊田章男社長サイン入りのガードレールがある新名所が誕生したことなどを語っていた
トヨタ自動車 先進技術統括部 三谷和久氏も登場。MIRAIから取り出せる電気の可能性の話や、千葉県で発生した大規模停電の発生地域にMIRAIの電気を届ける活動を行なってきたことが報告された

 今回のキャンプ企画に関して、よくキャンプ場に行くという小林選手は「6年前に僕はキャンプを始めましたが、6年前は正直ガラガラでした。でも、今は週末なんかは予約をしないと入れないですし、キャンプをする人口に対してキャンプ場が少なくて、それだったらサーキットが使えるんじゃないかというイメージとプラスして電気も使えるというのはすごくいいなと思うんです」と話した。

10月5日の予選終了後に行なわれたトークショーに参加した小林可夢偉選手(左)とTOYOTA GAZOO Racing アンバサダーに就任している脇阪寿一氏(右)

 また、キャンプをする醍醐味について小林選手は「いま日本人はスマホのメッセージアプリとかが普及して言葉を話さなくてもコミュニケーションが取れる時代になっているんですが、やはりキャンプに来たら自動的に“何作ろうか?”とか、言葉が増えたりするんです。それってすごいことで、メッセージアプリでのコミュニケーションと違って、実際に顔と顔を合わせて話すコミュニケーションは、コミュニケーション力ですごく大事な部分なんです」と語った。

 加えて、小林選手は「僕らはこういう仕事をしていると“どうやって外国人の方とコミュニーケーションをとっているんですか?”とよく聞かれるのですが、顔を見て、彼がどう思っているのかを考えながら話すのが大事なんです」と実際に顔を合わせてコミュニケーションする重要性を説いていた。