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英アストンマーティン、2019年に新型SUV&EVの投入など中国市場への投資強化

6億2000万ポンド規模の貿易・投資を計画

2018年1月31日(現地時間)発表

2018年に中国市場での納車が始まる新型「ヴァンテージ」

 英アストンマーティンは1月31日(現地時間)、中国市場において今後5年間で6億2000万ポンド規模の貿易・投資を計画していることを発表した。

 新型「DB11」の販売が好調など、2017年の中国市場で前年比89%増という成長を達成したことを受け、今回の計画を発表。2018年は新型「ヴァンテージ」の納車を開始するとともに、2019年にアストンマーティン初となるSUVのデビューも予定しており、今後、中国における需要がさらに高まることが期待されている。

新型「DB11」

 これを受け、アストンマーティンでは新コンセプトに基づく北京中心部のショールームをはじめ、ディーラー網を拡充するプログラムを発表。2018年末までに、武漢、天津、南京、済南を含めて10拠点の新設と改修を実施し、中国全土に20以上のディーラーを展開してネットワークの強化を図るという。

 今回の発表について、英アストンマーティン 社長兼CEOのアンディ・パーマー氏は「2017年に中国で印象的な業績を残せたのは、弊社のニューモデルや特別限定モデルに対する需要が拡大しているからです。今後、2019年にデビューが予定されているアストンマーティン初の電気自動車を含めて、ニューモデルを続々と登場させる予定で、この重要な市場におけるアストンマーティンのシェアはさらに拡大するでしょう。ブランド認知度と販売をさらに強化するための投資も実行します。これらの投資は、弊社が自らのブランドに自信を持っていることの現れであると同時に、中国という魅力溢れる市場の価値を裏付けるものです。弊社は昨年、この市場でもっとも大きな成長を遂げています」とコメントを発表している。

2019年のデビューを予定している新型SUV「DBX」