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「初めてのF1、復活のF1」まだ間に合う2015 F1日本グランプリ観戦ガイド(後編)

表彰式まで見ても、その日のうちに都内まで帰れます

「1度は生でF1を見てみたい」「20年前、独身時代は見に行ったけど、最近はTV観戦。また見に行きたいなあ」というF1未体験、F1リバイバル願望を持つ人に向けた「初めてのF1、復活のF1」まだ間に合う2015 F1日本グランプリ観戦ガイドの後編をお届けしよう。

 前編では「まだまだ人気の指定席が買える」「ローチケなら座席指定ができる」「3日間9000円のチケットもある」など、観戦チケットについて説明した。後編では電車など公共交通での行き方、クルマで行く場合のルートや駐車場、宿泊などについて説明したい。

「初めてのF1、復活のF1」まだ間に合う2015 F1日本グランプリ観戦ガイド(前編)

http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20150911_720621.html

日本で最も街中にあるサーキット

 鈴鹿サーキットのメインゲートから北東側に1kmほど進むとセブン・イレブン 鈴鹿道伯町店がある。歩いて10分程度の距離だ。1コーナーゲートからサーキット道路を白子駅方面に1.4kmほど進むとローソン 鈴鹿稲生西三丁目店もある。セブン・イレブン 鈴鹿道伯町店の少し先には、モスバーガー、ダイソー、TSUTAYA、マックスバリュ、ビバホームなどもある。

 SUPER GTやスーパーフォーミュラが開催されるサーキットは国内に6個所あるが、鈴鹿サーキット以外のサーキットは歩いてコンビニまで行けるような立地にはない。鈴鹿サーキットは圧倒的なほど街中に存在するサーキットで、当然、交通の便がよく、クルマはもちろん、電車やバスといった公共交通機関など、観戦に行くための選択肢は多い。

 筆者は1987年からF1日本グランプリを皆勤賞で観戦している。前編では知人から「家族でF1観戦すると何十万円も掛かるんでしょ」と言われたことを書いたが、もう1つよく言われるのが「渋滞が凄いんでしょ」だ。

 確かに二十数年前には、サーキットホテル前の道で1時間経っても1mmもクルマが動かないという経験をした。だが、最近は道路事情もよくなり、筆者自身も経験を積んだということもあって、レース終了後にどこにも立ち寄らなければ駐車場まで30~40分。そこから1時間半くらいで名古屋市内にいるといった感じだ。

 クルマ派の筆者は利用したことはないが、鈴鹿サーキットと近鉄 白子駅を結ぶシャトルバスも、以前は渋滞に巻き込まれて2時間超えという噂を聞いたが、最近はバス専用道を用意するといった地元の施策によって20分程度で白子駅まで移動できるようになったらしい。昔の経験でF1グランプリは帰りが大変だと思っている「復活のF1」の人は、その変化に驚くだろう。

 余談だが、もう1つ周囲から言われるのが「マクラーレン・ホンダ、全然ダメですね」だ。筆者は現在の成績は想定の範囲内だと思っている。第1期参戦の終了後、1983年にスピリット・ホンダでF1に戻ってきたホンダは、1984年にウィリアムズと組んでデトロイトGPで復帰後初勝利した。しかし、このレースはF1史に残る高温に加え、市街地サーキットで路面がバンバン剥がれるというバッドコンディションからリタイアするマシンが続出。ラッキーで勝ったレースだ。

 最強のエンジンが仕立てられたのは1985年の後半。そして1986年にコンストラクターズチャンピオンを獲得し、翌1987年の鈴鹿でネルソン・ピケがドライバーズチャンピオンを決めた。さらに翌1988年にはマクラーレンにエンジンを供給。セナ、プロストが乗り黄金期を迎えた。

ウィリアムズ・ホンダ FW11。筆者の初F1観戦は1986年のモナコGP
1986年は最終戦でプロストが大逆転によってドライバーズチャンピオンを獲得した

 マクラーレン・ホンダ、2~3年は待ちましょう。もしかすると、3年後にはメルセデスを上まわる戦力になり、地上波でのTV放送も復活し、またF1のチケットがプレミアチケットになるかもしれない。ハッキリ言って最近のF1日本グランプリは昔より空いている。空いている今のうちに「初めてのF1、復活のF1」というのはわるくない選択だろう。

金曜日10時、最初のセッションに東京からたどり着ける? 公共交通機関で行くF1日本グランプリ(往路)

 まずは金、土、日のセッション時刻を確認しておこう。

9月25日(金)10時~11時30分 フリー走行1回目
9月26日(土)12時~13時 フリー走行3回目
9月27日(日)14時~16時 決勝(53周)

 昨年までは土曜日のフリー走行3回目が11時、日曜日の決勝が15時スタートだったので、土曜日は1時間遅く、逆に日曜日は1時間早くなっている。ちなみに2009年の鈴鹿再開以降のスケジュールを振り返ると、金曜日は過去6年間10時スタートで変化なし、土曜日は過去6年間11時スタートだったが、今年から初めて12時スタートとなった。決勝は2009年は14時スタートだったが、2010年から2014年まで15時スタートになり、今年は6年ぶりに14時スタートとなっている。

 個人的には決勝14時スタートは歓迎だ。15時スタートは快晴でトラブルがなにも起きなければ問題ない時間だが、悪天候でスタートディレイなどがあると、レース終盤はかなり暗くなる。加えて遠方から観戦しに来た人の帰宅時間なども考慮すると、やはり14時スタートの方がベターであろう。なお、検索などでこの記事にたどり着き、2016年以降に読んでいるという人はスタート時刻が変更になっている可能性があるのでご注意いただきたい。

 土曜日、日曜日は12時、14時と遅めの時刻から走行が始まるので、東京からでも楽勝でセッション開始前に到着できる。とは言えギリギリに行く必要はないので、早めにサーキット入りしてさまざまなイベントに参加したり、ショッピングなどでサーキットを堪能していただきたい。問題は金曜日だ。できれば金曜日の10時までにサーキットにたどり着きたい。はたして東京を早朝に出発して10時に鈴鹿サーキットに到着できるのか。東京、名古屋、大阪などの主要都市から鈴鹿サーキットまでのルートを検証してみよう。

 まずは公共交通機関で行く方法の検証だ。公共交通機関であれば免許を持っていない学生でも観戦できるし、「免許は持ってるけどクルマを持ってないし」という人も見に行ける。鈴鹿サーキットのF1日本グランプリ公式サイトには、関東、中部、北陸、関西方面からのアクセス方法が複数掲載されている。

東京、名古屋方面からのアクセス
大阪、京都方面からのアクセス

公共交通機関での来場(公式サイト)
http://www.suzukacircuit.jp/f1/access/publicfacility.html

 全てのルートは紹介しきれないので、この記事では東京(名古屋)、大阪からのアクセスを掘り下げて紹介していこう。鉄道の鈴鹿サーキット最寄り駅は3つある。利用者が一番多いのが近鉄の白子(しろこ)駅。徒歩で最も近いのが伊勢鉄道の鈴鹿サーキット稲生(いのう)駅。残る1つが近鉄の平田町駅だ。

鈴鹿サーキットと3つの駅の位置関係(Google Maps)

 3つの駅を比較すると以下のようになる。徒歩距離の基点は白子駅と鈴鹿サーキット稲生駅は1コーナーゲート、平田町駅はメインゲートとした。電車の本数は通常時 日曜日17時台の本数だ。

駅名徒歩距離交通機関電車の本数
白子駅4.6km 約1時間バス・タクシー・徒歩10本
鈴鹿サーキット稲生駅1.1km 約15分徒歩1本
平田町駅3.1km 約40分タクシー・徒歩4本

 白子駅は近鉄 名古屋駅線(本線)の基幹駅で特急も停まる駅だ。普段から電車の本数も多く、鈴鹿サーキットと白子駅は路線バスで結ばれている。F1開催時は大量の臨時バスがサーキットと駅を往復する。徒歩で移動する場合は約1時間と遠い。

 鈴鹿サーキット稲生駅は普段は1時間に1本、1両編成の車両が運行するローカル駅だが、F1開催時は臨時列車が運行する。徒歩15分と近いのが魅力だ。

 平田町駅は近鉄の支線の終点駅で、距離も電車の本数も上記2駅の中間的な駅だ。支線なので近鉄 名古屋駅線(本線)の伊勢若松駅まで各駅停車で行き、そこで急行か各駅停車に乗り換えるかたちとなる。

 最も利用者が多いのは白子駅で、サーキットと駅の移動にバスを利用するルートだ。まずは白子駅ルートから見ていこう。

白子駅ルート(東京・名古屋→白子)

 サーキットは広いので、グランドスタンド裏(GPスクエア)からスプーンカーブまで慣れた人でも早足で30分。初めての人は1時間くらい掛かるかもしれない。サーキット内の移動時間は各自で加算していただくとして、ゴール地点をGPスクエアとして検証を進めよう。

シャトルバス乗り場からメインゲートまで10分、GPスクエアまでは20分弱

 ゴール地点から逆算してみよう。白子駅~サーキットのシャトルバスを降りてメインゲートまで約10分。メインゲートからGPスクエアまでは5分強。ゆとりをみてバス降車からGPスクエアまで20分としよう。シャトルバスの乗車時間は約20分、白子駅のホームからバスに乗るまでを10分。合計すると白子駅のホームからGPスクエアまで50分となる。9時に白子駅に着けば9時50分にGPスクエアに到着する計算だ。

近鉄 白子駅
2011年のバス乗り場
2013年のバス乗り場

 もちろん、白子駅でバスの乗車を待つ列が長ければ所要時間も長くなる。渋滞によってバスが遅れる可能性もあるが、F1の開催期間中は鈴鹿サーキット付近に開通した中勢バイパスを一般車両通行止めにして、シャトルバス専用道にするなどして遅れの少ない運行を実現している。鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会の資料(PDFhttp://www.cbr.mlit.go.jp/mie/news/assets/pdf/press/141015.pdf)を見ると、昨年は最も渋滞する決勝終了後でもバスの所要時間が17分~23分となっており、大きな遅延はなかったようだ。

 東京駅を6時00分発の始発の新幹線に乗ると白子駅には8時30分着だ。6時16分発の新幹線でも8時50分には到着する。これなら東京からでも10時のフリー走行1回目に間に合いそうだ。東京駅に6時は無理、6時半ぐらいの新幹線なら乗れるという人は、ちょうど6時30分の新幹線で9時09分に白子駅に着く。これだとメインゲートをくぐり、スタンドが間近に迫ったころにF1サウンドを聞くことになりそうだ。フリー走行1回目となる最初20分はマシンの走行が少なく、マッタリした時間なのでこの程度の遅刻はさして問題はないだろう。

9月25日(金)のダイヤ

東京発名古屋着種類近鉄名古屋発白子着
6:007:34急行7:418:38
特急7:508:30
6:167:53急行8:018:53
特急8:108:50
6:208:01急行8:229:15
6:308:11特急8:309:09

 この時間帯の該当しそうな列車を表にした。名古屋駅の新幹線→近鉄の乗り換えは距離が遠い。イメージとしては、東京駅の新幹線ホームから地下鉄 丸ノ内線への乗り換えのような雰囲気だ。もっと言えば、階段が目の前にある5号車と末端の16号車では新幹線の改札を出るまでに1~2分の差がある。名古屋駅の乗り換えは10分を目安としているが、条件がよく7~8分で乗り換えができた場合、先に出発する急行に乗ることができる。先に出発する急行は特急に抜かれて白子駅には遅れての到着だが、特急券の900円を節約できる。新幹線、近鉄、バスの運賃も明記しておこう

新幹線
東京-名古屋自由席10,360円
指定席11,090円
近鉄
近鉄名古屋-白子普通・急行820円
特急1,720円
DX(アーバンライナー)1,930円
三重交通(バス)
白子駅西-鈴鹿サーキット400円

 近鉄 名古屋駅から白子行きの始発は5時30分発。白子には6時18分に着く。急行と特急が5時台に3本、6時台に5本、7時台に6本あるので、早い時刻にサーキットに到着できる。ヘアピンやスプーンなど遠くの観戦エリアまでセッション開始前に移動することもできるし、人気の指定席のよい場所を確保できるだろう。白子駅とサーキットを往復する臨時バスは朝の6時から運行を開始する。

F1シャトルバス運行案内(三重交通バス PDF)
http://www.sanco.co.jp/shuttle/suzuka_f1_2015.pdf

 ただし、どんなに早く行っても鈴鹿サーキットのメインゲートが開くのは8時だ。メインゲート以外は8時30分に開くところが多い。早く着いた人からゲート前に並ぶので、列の少しでも前に並びたいという人は早めに行けばよいだろう。

鈴鹿サーキットゲートマップ(公式サイト)
http://www.suzukacircuit.jp/f1/parking_guide/index.html

 近鉄ではF1開催の土日に、近鉄 名古屋駅~白子の臨時特急を運行する。土曜日は6時台に1本、8時台に2本、日曜日はさらに7時台にも1本増便となっている。

F1臨時列車について(近畿日本鉄道)
http://www.kintetsu.co.jp/railway/Dia/dia_f1_2015.html

 東京~名古屋間の移動に高速バスを利用すると大幅なコストダウンが実現できる。料金は4列シートで2500円~、3列シートで4500円~と新幹線の半額以下だ。高速バスには価格以外のメリットもある。出発地点が新宿、池袋、ディズニーランドなどに用意され、選択肢が多いのだ。出発時刻は前日の22~24時で、名古屋駅周辺には朝の5時半から6時くらいに到着する。東京駅に早朝にたどり着けないという人でも、高速バスを利用すれば木曜日の夜に自宅を出て、金曜日の朝8時に鈴鹿サーキットに到着することが可能になる。

 高速バスのデメリットは疲労だろう。若い人は気にならないかもしれないが、個人的には多少価格が高くても、3列シートや140°リクライニングなどの豪華シートのバスに乗ることをお勧めしたい。サクッと検索(9月16日時点)すると9月24日(木)深夜発、25日(金)早朝着はまだ残席があるものの、9月25日(金)深夜発、26日(土)深夜発はそれぞれ残席が少なく、2000円台、3000円台のチケットは完売しているようだ。前編で金曜日の観戦はお得だと書いたが、高速バスも金曜日観戦がお得なようだ。

白子駅ルート(大阪→白子)

 東京からでも金曜日の10時にたどり着けるので、大阪からもフリー走行1回目にたどり着くことは可能だ。大阪難波駅から6時05分発の近鉄特急に乗ると白子駅に7時56分に着く。7時05分発に乗っても8時56分着となり、9時前に白子駅に到着できる。7時30分発では9時08分着で、スタンド到着直前にF1サウンドを聞くことになりそうだ。大阪からはF1開催に合わせて、日曜日の8時台に1本だけ臨時特急を運行する。

9月25日(金)のダイヤ

大阪難波発大阪上本町発鶴橋発白子着種類運賃
6:056:086:117:56特急3,120円
-6:126:148:25急行1,800円
6:306:336:368:09特急3,120円
7:007:037:068:36特急3,120円
7:057:087:118:56特急3,120円
7:307:337:369:08特急3,120円
8:008:038:069:38特急3,120円
鈴鹿サーキット稲生駅ルート(東京・名古屋→鈴鹿サーキット稲生)
普段の鈴鹿サーキット稲生駅

 伊勢鉄道の鈴鹿サーキット稲生駅は、普段は1時間に1本、1両編成の列車が走るローカル駅だが、F1期間中の土日は臨時列車も運行されるし、サーキットまで徒歩で到着する近さが魅力だ。電車は運行が正確なので所要時間が読みやすい。バスのように乗車待ちの列が長くてイライラすることもない。

 鈴鹿サーキット稲生駅から1コーナーゲートまでは徒歩15分。1コーナーゲートを入るとすぐにA1/A2席だ。GPスクエアやB2席まで5分程度なので、電車を降りて20分程度でスタンドに入ることができる。逆算すると、9時40分までにホームに立てばフリー走行1回目に間に合う。

 名古屋駅から鈴鹿サーキット稲生駅に向かう場合、普通列車はJR 関西線で四日市駅、または河原田駅に行って伊勢鉄道に乗り換える。特急(南紀1号など)と快速(みえ1号など)は乗り換えなしで鈴鹿サーキット稲生駅に行くことができる。

 東京駅で始発となる6時00分発の新幹線に乗り、ワイドビュー南紀1号に乗り換えると8時50分に鈴鹿サーキット稲生駅に着く。駅到着時刻は白子駅より遅いが、バス移動がないのでサーキットには10分ほど早く着く計算だ。東京駅6時16分発の新幹線でも同じワイドビュー南紀1号に乗り換え可能で、白子ルートより30分早くサーキットに到着できる。

 6時30分発の新幹線では、名古屋駅で快速みえ1号に乗り換え、9時28分に鈴鹿サーキット稲生駅に到着。セッション10分前にはB2席にたどり着けるだろう。このルートは名古屋駅の乗り換えが楽だ。新幹線ホームの隣にJR 関西線のホームがあるので、新幹線の改札を抜けて1分後にはJR 関西線のホームだ。とくに新幹線の乗車位置が階段に近ければ、極めて短時間での乗り換えが可能となる。

9月25日(金)のダイヤ

名古屋発四日市(着/発)種類河原田(着/発)鈴鹿サーキット稲生駅着運賃
5:406:22/6:43普通7:011,060円
6:096:54/7:13普通7:321,060円
7:047:49/7:54普通8:131,060円
7:27普通8:30/8:509:001,060円
東京発名古屋着種類名古屋発鈴鹿サーキット稲生駅着運賃
6:007:34ワイドビュー南紀1号8:058:502,020円
6:167:53
6:208:01快速みえ1号8:379:281,060円
6:308:11

 9月25日(金)の名古屋から鈴鹿サーキット稲生駅方面の始発は5時40分発で、7時01分に到着。6時台に1本、7時台に3本の普通列車がある。土日は大幅にダイヤが変更となり、全車指定席の特急鈴鹿GP1号、同3号などの臨時列車も運行される。F1開催の9月25日~27日の時刻表は伊勢鉄道のホームページで確認できる。また、臨時列車についても掲載されているのでご確認いただきたい。

F1開催期間中の時刻表(伊勢鉄道)
http://www.isetetu.co.jp/f1/dia/

F1開催期間中の特急列車(伊勢鉄道)
http://www.isetetu.co.jp/f1/exp/

 臨時列車の特急グランプリ号は全車指定席で、すでに一部列車は完売となっている。執筆時点の状況は以下のとおり。日曜日の決勝後に鈴鹿サーキット稲生駅から名古屋に向かう2号、4号はほぼ完売となっている。特急グランプリ号以外のワイドビュー南紀は「JRサイバーステーション」で空席状況を調べることができる。特急グランプリ号の乗車券はJRみどりの窓口か旅行代理店で購入可能。

列車名26日(土)27日(日)
特急グランプリ1号販売中販売中
特急グランプリ3号販売中残りわずか
特急グランプリ2号販売中ほぼ完売
特急グランプリ4号残りわずか完売

JRサイバーステーション(在来線列車で検索)
http://www.jr.cyberstation.ne.jp/vacancy/Vacancy.html

 鈴鹿サーキット稲生駅を利用するときの注意点は自動改札がないこと。Suica、PASMO、TOICAなどを利用できないので、現地精算での大渋滞が予想される。スムーズな移動のために最終駅までの切符を買って乗車しよう。

鈴鹿サーキット稲生駅までのきっぷの買い方
http://www.isetetu.co.jp/f1/etc/kippu.html

鈴鹿サーキット稲生駅ルート(大阪→鈴鹿サーキット稲生)

 関西方面から鈴鹿サーキット稲生駅を利用する場合、津駅で乗り換えることになる。大阪難波駅から6時30分発の電車に乗ると、8時20分に鈴鹿サーキット稲生駅に到着する。ちょうどゲートオープンのタイミングだ。7時00分発でも9時05分着とゆとりがある。さすがに8時00分発では9時56分着となり、フリー走行1回目には少し遅刻となりそうだ。

大阪難波発大阪上本町発鶴橋発津(着/発)鈴鹿サーキット稲生駅着運賃
6:306:336:367:59/8:038:203,350円
7:007:037:068:23/8:479:053,350円
8:008:038:069:23/9:399:563,350円

 土日はダイヤが変更になって該当する本数は増える。特急グランプリ号は名古屋方面のみで関西方面の運行はない。

平田町駅ルート

 近鉄の平田町駅は近鉄鈴鹿線の終着駅だ。鈴鹿線は伊勢若松駅で名古屋線(本線)に接続している。伊勢若松駅は白子駅から名古屋方面に2駅という位置関係。特急は止まらない駅なので、関西方面からこのルートを使うメリットはなさそうだ。

 名古屋方面からも特にメリットはない。徒歩40分は近いとは言えず、乗り換え駅の伊勢若松駅は特急が止まらないので列車の選択肢が減る。乗り換え時間も10分ほど掛かるので急行をそのまま白子駅まで進んだ方が降車時刻は20分ほど早い。運賃も名古屋→白子よりわずかに高くなる。強いて言えば、白子駅や鈴鹿サーキット稲生駅のように人が押し寄せて混雑することはなさそうだ。バス待ち渋滞や改札渋滞などが起きそうにないので計画どおりに移動しやすいかもしれない。

 9月25日(金)10時にサーキットに着くには、近鉄 名古屋駅から8時01分発の電車に乗る。9時10分に平田町駅に着き、そこからGPスクエアまで徒歩で約50分。10時くらいにサーキットに到着する計算だ。ちなみに同じ8時01分発の急行は乗り換えなしで白子駅に8時50分に着く。バスを利用すると9時40分、徒歩でも9時50分くらいにサーキットに到着する計算だ。

夜8時に東京に帰れるの? 公共交通機関で行くF1日本グランプリ(復路)

 鈴鹿サーキットのホームページに「F1日本GP決勝当日帰宅のウルトラルート」という情報が掲載されている。決勝&表彰式を見たあと、鈴鹿サーキット稲生駅、白子駅を経由して19時56分に品川駅に到着するスケジュールが載っている。

F1日本GP決勝当日帰宅のウルトラルート
http://www.suzukacircuit.jp/f1/access/today.html

 都内は終電が遅くまであるので、夜の9時でも10時でも十分に帰宅できるとは思うが、計算上は夜8時に東京都内に帰ることは可能だ。このウルトラルートで「ポイント01」として紹介されているのが観戦時のシート選択だ。決勝をどの席で見るかによってサーキットの脱出に要する時間は異なってくる。また、どのゲートから出るかも重要なポイントだ。

近くのゲートを利用し、いち早くサーキットを脱出せよ

 例えば白子駅からシャトルバスを利用してヘアピン(I席)で観戦するケース。朝はメインゲートから入場し、売店などで買い物をしグランドスタンド裏のGPスクエアでステージなども見たとしよう。決勝時間が近づき、GPスクエアから最終コーナーのR席、シケインのQ2席の裏を通過して、Gエリアを抜けヘアピンまで移動する。

 決勝後に同じルートを歩いてメインゲートに向かうのは大きなタイムロスだ。ヘアピンからGエリアを抜けたら、シケイン手前にあるシケインゲートから一般道に出よう。そこからメインゲートに向かえば、人の渋滞も少なく距離も圧倒的に近い。おそらく15分くらいは短縮可能だ。

帰路とゲートの位置関係を理解して最短ルートで脱出しよう

 同様に、西コースJ席は西ストレートゲート、D席、E席はデグナー東ゲート、A1/A2席、B1/B2席、C席は1コーナーゲートから一般道に出た方が、混雑するGPスクエア→メインゲートを使わずに移動できる。Q1/Q2席、R席、S席はGPスクエアに向かわず、観覧車付近、カート場の横からメインゲートにショートカットできる橋を渡ってすぐにメインゲートだ。V1/V2席は、鈴鹿サーキット稲生駅に行くなら1コーナーゲート、シャトルバス乗り場に行くならGPスクエアを抜けてメインゲートに向かうルートだ。

 今年は決勝スタートが14時となり、過去数年より1時間早い。当然、レースが終わって帰宅を始める時刻も1時間ほど早くなるだろう。14時にフォーメーションラップがスタートするので、ゴールは15時35分ごろ。ウイニングラップが終了した15時40分ぐらいには多くの観客が席を立つはずだ。2012年は小林可夢偉が表彰台に立ったので多くのファンが表彰式終了までサーキットビジョンに釘付けとなったが、今年は表彰式の様子を場内放送で聞きながら帰路に向かうと思われる。

 帰りは数万人の観客が一斉に移動するので、サーキットの各所で人の渋滞が発生する。往路と同じ時間ではバス乗り場や駅まで移動することはできない。A1/A2席から先陣を切って1コーナーゲートを出た人は20分で鈴鹿サーキット稲生駅に到着するが、西コースからは+20~30分を要するだろう。同様にQ1/Q2席からショートカットしてメインゲートを抜ければ20分でシャトルバス乗り場に着くが、席によってはこちらも+20~30分を見込んだ方がよい。加えてバス乗り場は一時的に渋滞が予想される。

 目安として、シャトルバスに乗るまで55分、バスの所要時間を25分、白子駅のホームまで10分で合計90分と設定しよう。同じく鈴鹿サーキット稲生駅までは40分とする。

白子駅ルート(白子→東京・名古屋)

 15時40分にスタンドを出て、17時10分に白子駅のホームに着いたとしよう。17時11分発の急行に乗れば近鉄 名古屋駅に18時06分に着く。18時22分発の新幹線はウルトラルートと同じなので、19時56分に品川駅、20時03分に東京駅に到着する。

 白子から近鉄 名古屋駅までは続々と列車が運行する。17時22分発の急行は18時22分に名古屋着、17時35分発の臨時特急は18時18分に名古屋着だ。その後も17時37分、17時45分、17時52分、17時57分と急行、特急が続き、18時台は7本、19時台も7本の急行、特急が運行するので、表彰式を見たりサーキット内で1時間ほど遊んでも楽々と東京まで帰ることができる。ただし、最終のシャトルバスは20時00分発なので、そこだけは注意しよう。

白子駅ルート(白子→大阪)

 東京が楽勝ということなら大阪も楽勝だ。白子駅17時12分発の特急は大阪難波駅に18時58分に着く。その後も17時台に5本、18時台に8本の急行、特急が走るので、関西の人も余裕を持って帰宅できる。

鈴鹿サーキット稲生駅ルート(鈴鹿サーキット稲生→東京・名古屋)

 15時40分にスタンドを出て、16時20分に鈴鹿サーキット稲生駅のホームに到着したとしよう。16時28分の快速に乗り、四日市でJRに乗り換えて17時34分に名古屋駅着。17時42分発の新幹線に乗れば、19時32分には東京駅に到着だ。もしA1/A2席からダッシュして16時13分発に乗れたら、18時56分に東京駅に着くことも視野に入る。

 鈴鹿サーキット稲生駅は本数が少ない。次の16時46分発の特急鈴鹿グランプリ2号はすでにほぼ完売状態。その次は17時08分発まで待つことになる。さらに先の17時36分 特急鈴鹿グランプリ4号は完売しており、そこから17時28分、17時53分、18時20分、18時44分、19時07分と続く。

鈴鹿サーキット稲生駅ルート(鈴鹿サーキット稲生→大阪)

 16時20分に鈴鹿サーキット稲生駅のホームに到着し、16時23分発の快速みえ15号に乗車。津で近鉄特急に乗り換えると18時05分に大阪難波駅に着くことができる。その後は17時台3本、18時台に2本の運行がある。

名古屋駅と鈴鹿サーキットを結ぶ直行バスルートもあります

 電車とは別に、名古屋駅と鈴鹿サーキットを直行バスで結ぶルートもある。今年は金曜日の運行はなくなったようだが、土曜日、日曜日は利用することができる。直行バスは乗り換えなしでサーキットと名古屋駅が移動できるメリットがある。過去2年間の所要時間がサイトに掲載されているので参考にしたい。

サーキットエクスプレス 名古屋・鈴鹿直通バス
http://ryoko.sanco.co.jp/palook/topics.php/show/198

福岡でもその日のうちに帰ることができる

 最後におまけとして、中部国際空港(セントレア)から飛行機で移動するパターンを紹介しよう。白子駅発17時57分に乗れば近鉄 名古屋駅に18時38分着。名鉄 名古屋駅で18時50分発に乗ればセントレアに19時18分に到着する。セントレア発20時25分の便は福岡空港に21時45分着だ。白子駅17時57分という時刻は順当に帰路についた場合の17時10分白子駅着に対して47分のマージンがある。サーキットでのんびりしている時間はないが、速攻でサーキットを出れば福岡まで当日帰宅も不可能ではないということだ。

鈴鹿IC以外のルートがお勧めです。クルマで行くF1日本グランプリ

 クルマで移動するメリットは時間の制約を受けないことだ。木曜日の深夜に出発して金曜日の早朝にサーキットに着くことができる。また、ホテルが確保できないときには車中泊という回避策も選べる。しつこいようだが筆者は過去26回鈴鹿サーキットのF1日本グランプリを観戦している。スタート地点は静岡市、浜松市、名古屋市、川崎市と変化しているが、26回すべてクルマを利用している。二十数年前には駐車場難民になったり大渋滞に巻き込まれたりしたが、駐車場事情や道路環境が改善され。筆者自身もノウハウを蓄積してきたことで、現在はレース終了後2時間ほどで名古屋市内の自宅に帰宅している。

 鈴鹿サーキットには「お車でご来場予定のお客様はこちら」というページが用意され、各方面からの推奨ルートが掲示されている。

関東、東海、上信越、北陸からのアクセス
滋賀、京都、大阪、奈良からのアクセス

お車でご来場予定のお客様はこちら(公式サイト)
http://www.suzukacircuit.jp/f1/access/car.html

 その特徴は、いずれのルートも東名阪自動車道の鈴鹿IC(インターチェンジ)を“利用しない”ルートを推奨していることだ。筆者も遠い昔には鈴鹿ICを利用していたが、おそらく10年以上鈴鹿ICを利用したことがない。名古屋の自宅が名古屋南部の瑞穂区ということもあり、伊勢湾岸自動車道 みえ川越ICから国道23号を経由するルートを基本としている。

 疑い深い人は、1番便利で王道である鈴鹿ICへの交通集中を避けるため、意図的にほかのルートを推奨していると考えるかもしれない。だが、東海地方に住んでいる人はご存じだと思うが、東名阪道の四日市JCT(ジャンクション)と亀山JCTのあいだは、鈴鹿サーキットでのレース開催に関係なく毎週末渋滞する定番ポイントだ。つまり、元々渋滞しがちなところにF1観戦のクルマが追加され、さらに激しく渋滞するという図式だ。

 加えて東名阪道は、山あいに伸びる市街地から遠い高速道路だ。鈴鹿ICから鈴鹿サーキットは11.5kmも離れている。鈴鹿サーキットに行くなら鈴鹿ICを利用するのがあたりまえと思う気持ちも分かるが、それが唯一のルートではないことを理解していただきたい。

関東、東海、上信越、北陸方面からの推奨ルート

 東名高速道路を利用する人の推奨ルートは、豊田JTC→(伊勢湾岸道)→みえ川越IC→国道23号だ。中央自動車道や東海北陸自動車道を利用する人の推奨ルートは、東名阪道 四日市東IC→県道64号→国道23号となっている。

 国道23号から鈴鹿サーキットに向かうルートは、柳ランプウェイ下交差点→(県道54号)→算所三丁目1→鈴鹿サーキットと、寺家5→(サーキット道路)→鈴鹿サーキットの2ルートが推奨されている。筆者のお勧めは柳ランプウェイ下交差点から県道54号に入るルートだ。寺家5からサーキット道路に入るルートは距離的に遠く、渋滞しやすい。

 各ルートを地図に示しておこう。1つ目はみえ川越IC→(国道23号)→寺家5→(サーキット道路)→鈴鹿サーキット。東京方面からサーキットに向かう最も一般的なルートだ。このルートを実際に走行した動画も掲載しておこう。動画のゴール地点はメインゲート近くの「鈴鹿サーキット前」交差点だ。数年前に撮影したものだが、現在も大きな違いはない。

みえ川越ICから国道23号をとおり、寺家5を右折してサーキット道路を使うルート(Google Maps)
みえ川越ICから国道23号をとおり、寺家5を右折してサーキット道路を使うルート

 Google Mapsにもルート(https://goo.gl/maps/uklHs)を示した。ただし、PC、タブレットではきちんとルート表示されるが、スマートフォンでは正しく表示されないかもしれない。

 2つ目は東名阪道 四日市東IC→(県道64号→国道23号)→柳ランプウェイ下交差点→(県道54号)→算所三丁目1→鈴鹿サーキット。中央道や東海北陸道からサーキットに向かう推奨ルートだ。こちらもGoogle Mapsにルート(https://goo.gl/maps/1Qcx7)を示した。

東名阪道 四日市東ICから県道64号、国道23号を通過して柳ランプウェイ下交差点を右折するルート(Google Maps)
東名阪道 四日市東ICから県道64号、国道23号を通過して柳ランプウェイ下交差点を右折するルート
滋賀、京都、大阪北部方面からの推奨ルート

 名神高速道路、新名神高速道路を利用する人の推奨ルートは、新名神高速の甲賀土山IC、東名阪道の亀山ICを利用するルートだ。国道1号を汲川原町で右折し、鈴鹿川を渡って汲川原橋南詰を直進する。一般的なルートはここを左折。イオンを右折してサーキット道路を走り、鈴鹿サーキット前の交差点に向かうが、推奨ルートではスプーンカーブの外側に誘導してサーキット南西の駐車場方向に進む実用的なルートとなっている。

 亀山IC→(国道1号)→汲川原町→国府町東→御園工業団地前→鈴鹿サーキットのルートも地図に示しておこう。動画も亀山ICからこのルートを走行したものだ。こちらもGoogle Mapsにルート(https://goo.gl/maps/gtynE)を示した。

亀山ICから国道1号を通過し、汲川原町、国府町東、御園工業団地前と進むルート(Google Maps)
亀山ICから国道1号を通過し、汲川原町、国府町東、御園工業団地前と進むルート
大阪南部、奈良方面からの推奨ルート

 西名阪自動車道を利用する人の推奨ルートは、関ICから県道144号を抜けるルートだ。このルートも国府町東→御園工業団地前→鈴鹿サーキットと、スプーンカーブの外側を目指している。地図と動画を用意したのでご確認いただきたい。こちらもGoogle Mapsにもルート(https://goo.gl/maps/iKb0m)を示した。

関ICから県道144号を抜け、国府町東、御園工業団地前と進むルート(Google Maps)
関ICから県道144号を抜け、国府町東、御園工業団地前と進むルート
昔ほどの渋滞はない。ただし、サーキット道路と鈴鹿ICには注意

 クルマで移動する人が気になるのは渋滞だろう。筆者は名古屋方面からサーキットに向かうので関西方面からの交通事情は知らないが、おそらく渋滞の傾向は変わらないと思われる。

 F1開催時に関して言えば、行きは金曜日と土曜日に渋滞が発生しやすい。金曜日は平日なので通勤ラッシュとF1観戦客が重なり、国道23号が渋滞しやすい。過去の経験では、みえ川越ICを6時半前に通過すれば渋滞する前に国道23号を抜けることができる。

 土曜日は土日で観戦する人による渋滞だ。通勤による国道23号の渋滞は少なくなり、鈴鹿ICや鈴鹿市内が渋滞する。今年は土曜日の走行開始時刻が遅いので、少し分散するかもしれない。日曜日は決勝スタートが午後なので、鈴鹿IC以外はそれほど大きく渋滞することはないだろう。注意したいのはサーキット道路。国道23号、国道1号からサーキット道路を通過するルートは渋滞しやすい。できるだけこのルートを避けるのが賢明だろう。

 帰りは決勝終了後が最も渋滞する。とくにサーキット周辺はレース観戦客による“民族大移動”が始まり、各所で渋滞が発生する。注意点はやはりサーキット道路だ。サーキット道路を避けて名古屋方面に向かう人は、算所三丁目1→(県道54号)→柳ランプウェイ下交差点から国道23号に入るルートを目指そう。関西方面もサーキット道路を通らずに行きの推奨ルートを逆方向に進めばよいだろう。

 さらに金曜日の夕方も渋滞する。これは朝と同じく帰宅ラッシュと重なるためだ。サーキット周辺より国道23号の四日市市内、その手前などが渋滞しやすい。

 名古屋方面に言及すれば、伊勢湾岸道がなかったころは鈴鹿ICを利用する人が多かったが、現在は鈴鹿ICとみえ川越ICに分散したので、以前よりは渋滞が緩和されたと思う。

 筆者は推奨ルートに近いルートを利用しているが、細かいところでは抜け道を多数使用している。記事では具体的に書けないが、過去のF1撮影記にぼんやりと紹介しているので参考にしていただきたい。

「撮ってみましたF1日本グランプリ 2012」【前編】(長文の最後に抜け道情報)
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20121018_566629.html

「撮ってみましたF1日本グランプリ 2012」【後編】(冒頭に抜け道情報)
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20121019_566980.html

サーキット内の駐車場は完売。でも大丈夫、周辺に駐車場はたくさんある

 鈴鹿サーキット内の駐車場はすでに完売となっている。だが、鈴鹿サーキット周辺には多数の民間駐車場が用意されている。公式パンフレットにも駐車場が多い一帯が表記されているので、駐車場を探して困ることはないだろう。

 駐車場が多い一帯は、平田町方面からサーキットホテルの前に通じる道の道伯町付近、国道23号・白子駅方面からサーキットに向かうサーキット道路の稲生町付近、逆バンクゲートから下ったみその方面だ。いずれも推奨ルートの周辺となる。価格の相場は1日2000円~3000円で、なかには1000円という駐車場もある。

 多くの駐車場は出入り自由で、例えば金曜日に3日分を先に支払っておけば、簡易駐車券が渡されて土曜日、日曜日も駐車場が確保される。また、「サーキット外の駐車場は遠いんでしょ」と危惧する人もいるだろう。筆者は長年に渡り道伯町付近の民間駐車場を利用している。理由は渋滞を避けて早く帰れるからだ。

 過去、大渋滞に巻き込まれたのはサーキット内の駐車場だった。サーキット近辺は決勝後に渋滞しやすい。駐車場から出るのに渋滞、駐車場を出たころには周辺道路が大渋滞という図式だ。筆者の場合は移動手段として自転車を併用しているので、サーキットから少し離れた駐車場まで渋滞を横目に自転車で移動し、そこから抜け道を利用して脱出するという作戦だ。

 写真と図は昨年の撮影記で紹介した駐車場情報。こちらも参考にしていただきたい。

A サーキット道路沿線(土曜日撮影)
B サーキット道路沿線(土曜日撮影)金曜日と土曜日が2000円、日曜日が3000円
C 稲生高校北側。チェックしたなかではここの1000円が最安値(土曜日撮影)
D 道伯町付近(日曜日撮影)
E 道伯町付近(日曜日撮影)
アクセスマップには「他社様駐車場(青四角)」や「他社様駐車場の多い所(薄オレンジ)」という表示で民間駐車場の場所が描かれている。地図上のA~Eは駐車場の写真を撮った場所

「撮ってみましたF1日本グランプリ 2014」(後編)駐車場情報
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20141122_677303.html

宿泊について

 これからF1観戦を計画する上で、1番難しいのがホテルなどの宿泊先を確保することかもしれない。ホテルは金曜日なら三重県内でも確保できるし、名古屋市内、奈良県内もまだ大丈夫そうだ。土曜日になるとグッと減り、名古屋市内はほぼ満室。名古屋市外の近郊都市や奈良県内で探すことになりそうだ。ただし、直前になると必ずキャンセルが発生する。同じホテルに連泊するのは難しいかもしれないが、金曜日と土曜日で別々に探せばなんとかなるだろう。

 クルマを利用する人は車中泊という手もある。じつはもの凄い数の人が車中泊でF1を観戦している。筆者も昔は毎年車中泊やテントを利用していた。近年は名古屋から通って観戦しているが、2013年には記事のネタとしてわざわざ車中泊をしてみた。そちらの記事も参考にしていただきたい。

民間駐車場内にテントを張って宿泊する人
鈴鹿スポーツガーデン内の天名乃湯。入浴料金は500円

「撮ってみましたF1日本グランプリ 2013」【前編】(車中泊)
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20131107_622267.html

 サーキットから近い場所にホテルを確保したいという人は、旅行会社の宿泊ツアーを利用する方法もある。色々な観戦方法に対応したプランが用意されている。例えば新幹線とホテルのセットや行き帰り夜行バスとホテルのセットなどだ。なかにはクルマを利用する人にホテルを用意するプランもある。期間も3日間、2日間、決勝日帰りなどさまざま。チケットも別手配、チケット込みなどがあるのでチェックしてみよう。

JTB フリープラン鈴鹿 F1日本グランプリ
http://www.jtb.co.jp/sports/f1gp2015/

近畿日本ツーリスト F1日本グランプリアクセスツアー
http://sports.knt.co.jp/motor/2015/F1GP/

セブン旅ネット 鈴鹿F1日本グランプリ アクセスツアー
http://tabi.7netshopping.jp/7tabi/sp/f1/

東武トップツアーズ 鈴鹿サーキット オフィシャルF1観戦ツアー
http://tobutoptours.jp/special/f1gp-2015/

鈴鹿サーキット公式 交通情報・周辺情報ツイッターを活用しよう

 また、鈴鹿サーキットではさまざまな交通情報や周辺情報をツイッターで発信している。バス利用の人もクルマ利用の人も、それぞれに役立つ情報が提供されている。

鈴鹿サーキット 交通 ツイッター @s_trf
https://twitter.com/s_trf

 このほか、F1日本グランプリからの帰り道の走行状況(位置情報)をチェックできるサイトもある。「やはりサーキット道路は混んでるな」といった判断に役立ちそうなのでチェックしておこう。このサイトには過去2年間の所要時間のデータが掲載されている。観戦ルートを決める際の参考になりそうだ。

AcPro(アクプロ)
http://www.suzuka-active.net/suzuka/pcmain.html

【速報】F1日本グランプリ開催時の交通渋滞緩和を目指した取組の効果(PDF)
2014年度http://www.cbr.mlit.go.jp/mie/news/assets/pdf/press/141015.pdf
2013年度http://www.cbr.mlit.go.jp/mie/news/assets/pdf/press/131015.pdf

 いよいよF1日本グランプリが間近に迫ってきた。記事を執筆するにあたり、調べれば調べるほど今から計画を始めても十分に間に合うと確信した。「1度は生でF1を見てみたい」「20年前、独身時代は見に行ったけど最近はTV観戦。また見に行きたいなあ」というF1未体験、F1リバイバル願望を持つ人は数多くいると思う。ぜひ「初めてのF1、復活のF1」まだ間に合う2015 F1日本グランプリを観戦していただきたい。

(奥川浩彦)