まるも亜希子の「寄り道日和」
東京ドイツ村にオープンした「バッサースライダー220」
2018年8月30日 00:00
日産自動車のオールラインアップ試乗会で訪れた、千葉県にある「東京ドイツ村」。緑豊かな広い敷地の中に、遊園地やパターゴルフ場、動物園やスワンボートに乗れる池など、いろんなアクティビティが詰まったテーマパークです。
実はその試乗会の時に「ノート e-POWER」や「スカイライン」など、電動化技術によって魅力的になった日産車にいろいろと試乗しつつも、めちゃめちゃ気になっていたものがありました。
それが、東京ドイツ村にこの夏オープンしたという、日本最大級のウォータースライダー「バッサースライダー220」。ウォーターと名がつくものの洋服を着たままでもトライでき、緩やかな坂道を下る、直線距離で220mもあるスライダーなんです!
さらに目が釘付けになったのが、受付も兼ねたスライダーのゴール地点からスタート地点まで、人や荷物を乗せて運んでくれる電動カート。シマウマやトラの模様がかわいいのですが、よくよく見ていると無人で動いているではないですか。これはまさに電動化技術の身近な実用例では!? と、乗りたくてたまらなかったのですがその日はお仕事だったのでガマン(笑)。後日、娘や妹ファミリーたちとプライベートで行ってきました。
東京ドイツ村には子どもたちが無料でプール遊びができる「せせらぎ」というエリアがあるので、娘たちはハナっから水着を着てやる気マンマン。猛暑日だったので水もぬるくなってるんだろうな~と思いつつ、私も足だけ入ってみると、あまりの冷たさにビックリです。ここは天然の地下水を利用しているとのことで、暑さにやられそうな中でも足をつけるだけでクールダウンできて、気持ちいい! 子どもたちも大はしゃぎでした。
そしていよいよバッサースライダー220にトライ。3歳から利用可能なのですが、スライダー専用の浮き輪に保護者と一緒に乗ることはできないので、私は娘が1人でできるのかどうか、ちょっと心配になってしまいました。でも、「やる! できる!」という本人の強い意思を尊重し、電動カートに乗せてみると……。「ボタンとか何にも触らないでね」という係員の言葉にウンとうなずき、電動カートは発車。そのまま淡々と坂道を登り、スライダーのスタート地点に無事到着。そこで待っている係員が娘を降ろしてくれて、長い長い220mを楽しそうに滑って戻ってきました~。初めてのお使いならぬ、初めてのスライダー。私はちょっと感動すらしておりました(笑)。
今までなら、絶対に「ママと一緒じゃなきゃヤダ」と言って泣いていたはずの娘なんですが、乗り物好きなので、スライダーというよりも実は電動カートに乗りたい欲求の方が強かったのではないか? あまりの魅力に抗えず、「1人でも行く」と決心したのではないか? と想像しています。人間の欲求って、やっぱりすごいパワーを発揮するものですよね。
きっとクルマも同じで、「何としても乗りたい」と若者に思わせるクルマがあれば、借金してでもバイトまみれの毎日になっても、どうにかして買うと思うんですよね。でも、そこまでの魅力あるクルマが少ない、ということが今1番の課題であり、それを伝える役割の私にも、まだまだ足りてない部分があるんだろうなぁ。なんて、スライダーを見ながら1人反省会をしてしまいました。
乗り物そのものがまず魅力的で、それにプラスして、乗り物を降りた先での楽しみ、例えば会いたい人ややりたいこと、感動的な絶景などが待っていること。それが揃えば、もっともっと人の心を動かすことができるんだろうなぁと、その原点を見たような気がしたのでした。
東京ドイツ村は、一面に絨緞のように咲き誇る春の芝桜、夏のひまわり、秋のコスモスと、四季折々の花たちによる絶景や、冬の壮大なイルミネーションでも有名なところです。小さな子供から大人まで一緒に楽しめるので、ぜひ皆さんも出かけてみてくださいね♪