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【2026~2027年シーズン】お勧めの最新スタッドレス&オールシーズンタイヤカタログ

2026~2027年シーズンは8つの新製品が登場し、2製品でサイズ追加

 2026年は残暑もそれほど厳しくなく、むしろ豪雨による浸水被害がニュースを賑わせることになった。気象庁の3か月予報では、2026年11月~2027年1月の気温は「平均気温は北日本で高い確率50%、東・西日本と沖縄・奄美で高い確率60%」と平年より高くなることが見込まれ、降雪量も平年並みか少なくなると予想されている。

 大雪による被害についてはひとまず安心できそうな雰囲気だが、すでに北海道では初雪も観測され、例年降雪に見舞われる地域ではやはり対策が必要になることだろう。また、2026年は台風の発生数が平年を上まわるなど、気候変動がどのようなところに影響するか不明な点も不安要素となっている。

 本格的な大雪シーズンに備え、雪に負けることなくドライブが楽しめるよう、事前にしっかりと自分に合う製品を見極めて準備を整えたいという人に向けて、本記事ではこれまでにCar Watchで紹介してきたスタッドレスタイヤの発表記事やモータージャーナリスト各氏による試乗記などを製品ごとにまとめて紹介する。

 また、近年では通年で利用できる「オールシーズンタイヤ」が注目を集めて種類も増えており、本記事でも紹介しているのでスタッドレスタイヤと比較して検討していただくのもよいだろう。

 なお、オールシーズンタイヤは冬用タイヤ規制、もしくは普通タイヤチェーン規制の場合は走行可能だが、全車チェーン規制の場合はスタッドレスタイヤを含めてチェーン装着が必要となるので注意していただきたい。

 2026~2027年シーズンは8つの新製品が登場したほか、2製品でサイズ追加が実施されている。それぞれ冒頭の製品名に「New!!」、または「サイズ追加」の表記を行なっているので注目していただきたい。

タイヤサイズの見方をチェック

 タイヤサイズはタイヤの側面にも表記されているので目にする機会も多いはず。左側からタイヤの幅、偏平率、インチ数などが書かれているが、後半のLI(ロードインデックス)や速度記号も重要なので確認しておきたいポイントだ。

LIは規定の条件下でそのタイヤが支えることのできる「最大負荷能力」を示す指数。また、速度記号はLIにより示された質量を規定の条件で負荷された状態で走行可能な「最高速度」を表している。スタッドレスタイヤでドライ路面を走る際は気にしておきたいところ(L=120km/h、N=140km/h、Q=160km/h、R=170km/h、S=180km/h、T=190km/h、H=210km/h、V=240km/h、W=270km/h、Y=300km/h)。最後にXL(エクストラロード)の表記があるものは、タイヤ内部の構造が強化されたタイプで、スタンダード規格品と同サイズでも高い負荷能力を発揮できるタイヤとなっている


インデックス(メーカー名をクリックするとジャンプします)

【ブリヂストン】【横浜ゴム】【ダンロップ】【TOYO TIRE】【ミシュラン】【ピレリ】【コンチネンタル】【グッドイヤー】【ネクセンタイヤ】


ブリヂストン

「BLIZZAK WZ-1(ブリザック ダブルゼットワン)」

ブリヂストン ブリザック WZ-1

サイズラインアップ:145/80R13 75Q~255/45R22 107Q XL

採用技術

 2025年7月15日に発表され、9月1日から順次販売されている乗用車用プレミアムスタッドレスタイヤの「BLIZZAK WZ-1(ブリザック ダブルゼットワン)」。従来の「VRX」シリーズから名称が一新され、乗用車用スタッドレスタイヤとして初めてブリヂストンの商品設計基盤技術「ENLITEN」技術を搭載。氷上性能でさらにエッジを効かせて“ブリザック史上「断トツ」のICEコントロール性”を実現。あらゆる路面で高いパフォーマンスを発揮して冬道での安心・安全を支える製品に進化させている。

ブリザック WZ-1のトレッドパターンとサイドウォールのデザイン

 ブリザック WZ-1で最も強化された氷上でのコントロール性能向上に向けて、従来品の「ブリザック VRX3」でも採用されていた「発泡ゴム」技術に加え、業界初となる新技術「親水性向上ポリマー」を配合する「Wコンタクト発泡ゴム」を搭載。ゴム表面の細かな気泡によって「水の除去」を行ない、親水性向上ポリマーがゴムと氷のあいだに残ったわずかな水の分子間力を利用して、タイヤが滑る原因になっていた水を抵抗に変換してさらにグリップ力を向上させる。

 新開発されたトレッドパターンでは、新技術の「L字タンクサイプ」によって氷上で接地面のブロックに水が侵入することを抑制し、ブロックの表面に微細な溝を施す「アクアドレイン加工」でタイヤ装着の初期から優れた氷上性能を実現。また、ブロックの先端部分に突起を設けた「L字ブロック」がブロック周りに水が回りこまないよう抑制して接地性を高めている。

 これらの技術により、従来品のブリザック VRX3と比較して氷上でのブレーキ制動距離が11%短縮。氷上旋回時のラップタイムは4%短縮し、さらに氷上での車両挙動の安定性も向上している。

水の分子間力を利用してグリップ力をさらに向上させる「Wコンタクト発泡ゴム」を採用
「L字タンクサイプ」「アクアドレイン加工」などを採用した新しいトレッドパターン
従来品のブリザック VRX3との比較で氷上のブレーキ制動距離が11%短縮され、氷上旋回時のラップタイムは4%短縮

 構造面では「レグノ GR-XIII」シリーズに搭載されているケースライン最適化技術をブリザック用にカスタマイズした「WZ Motionライン」を導入。接地形状を最適化することで高次元のタイヤ性能を発揮可能として、ドライバーが意のままにクルマを操れる走行性能を実現。圧雪路からシャーベット路まで幅広い路面状況に対応するほか、ウェットブレーキ性能の向上、ドライ路面における高い静粛性と良好な乗り心地を提供してあらゆる路面で高いパフォーマンスを実現する。

 このほか、Wコンタクト発泡ゴムでは柔らかさを長期間持続させる「ロングステイブルポリマー」を増量して、4年使用後でもブリザック VRX3の新品時を超えるゴム性能を維持。タイヤを長く安全に使い続けられるようにしてサステナビリティに貢献している。

「WZ Motionライン」でタイヤにかかる負荷を均一化。あらゆる路面で高いパフォーマンスを実現する
「ロングステイブルポリマー」をブリザック VRX3より増量。経年変化による性能低下を抑制している
従来品のブリザック VRX3と比較した性能チャート

「BLIZZAK ICEPEAK(ブリザック アイスピーク)」(New!!)

ブリヂストン ブリザック アイスピーク

サイズラインアップ:175/80R15 90Q~315/35R21 111Q XL

採用技術

 ブリヂストンのSUV/4×4専用スタッドレスタイヤ「ブリザック DM-V3」に代わる後継品として2026年9月に発売された「BLIZZAK ICEPEAK(ブリザック アイスピーク)」は、ブリザック DM-V3で磨き上げた技術を世界の道を走ることによって鍛え、さらに進化させて氷上・雪上性能を高めたほか、耐摩耗性も大幅に向上。高荷重・ハイトルクな性能が要求される高性能SUVを主なターゲットに位置付け、BEV(バッテリ電気自動車)やHEV(ハイブリッドカー)など従来以上に幅広い車両に冬道での安心・安全な走行を提供する。

 製品名は「高い氷雪上性能(ICE)」と「冒険心や山頂(PEAK)への到達」をイメージして、ブリザックブランドが誇る氷雪上での安心感とアクティブな移動を支える力強さを兼ね備えたスタッドレスタイヤの新たな象徴という意味が込められている。

ブリザック アイスピーク装着車両の走行イメージ

 これまでどおり、ブリヂストンの商品設計基盤技術「ENLITEN」を採用したブリザック アイスピークでは構造とパターンを専用設計。氷上性能では独自技術の「アクティブ発泡ゴム2」が持つ親水性コーティングが効果を発揮して、凍結路面とタイヤのあいだから水を除去して路面としっかり接地。さらに溝幅の最適化によって接地面積を拡大したことで、ブリザック DM-V3と比較して氷上ブレーキ制動距離を11%短縮。氷上性能を向上させたことで、氷上性能テストに合格したタイヤに与えられる国際的な認証マーク「アイスグリップシンボル」を取得して、凍った路面でもしっかりと止まる、曲がる性能を発揮することを示している。

ブリザック アイスピークの性能表
「アクティブ発泡ゴム2」が凍結路面とタイヤのあいだから水を除去して氷上ブレーキ性能を向上

 雪上路面の対策としては「ウィンタートレイルパタン」を採用。サイプの角度が最適化され、トレッドパターンによるひっかき効果がブリザック DM-V3から前後方向に18%、左右方向に30%増加している。これにより、雪上路面でのブレーキ、ハンドリング、トラクションの各性能が向上して高荷重な車両でも安定した走行性能を実現する。

 また、ウィンタートレイルパタンでは路面と接するトレッド面のセンターリブでサイプを貫通させず、前後を連結させるパターン設計を行なって剛性を強化。車両重量が重い車両、高トルクなパワートレーンを搭載する車両でもパターンの変形を抑制し、摩耗の原因となるタイヤと路面の滑りを低減。ブリザック DM-V3と比較して摩耗ライフを14%向上させてロングライフ化している。

「ウィンタートレイルパタン」は雪上で力強いグリップ力を発揮するほか、センターリブを連結させて耐摩耗性能を高めている
ブリザック アイスピークのトレッドパターン

横浜ゴム

「iceGUARD 8(アイスガード エイト)」

横浜ゴム アイスガード 8

サイズラインアップ:165/55R14 88Q~235/50R21 101Q

採用技術

 2025年7月17日に発表され、同9月1日から順次販売されている乗用車用スタッドレスタイヤ「iceGUARD 8(アイスガード エイト)」は横浜ゴムの第8世代製品。

 氷上性能を革新的に高めることを目指した冬用タイヤの新技術コンセプト「冬テック」を採用する第1弾となり、ミクロレベルで氷とゴムの接触点を最大化する「接触の密度」と、マクロレベルで路面とタイヤの接触面を最大化する「接触の面積」の2つの視点で最大化を図り、従来品の「アイスガード 7」と比較して氷上における制動距離を14%短縮している。

 コンパウンドには新開発の「冬ピタ吸水ゴム」を採用。基盤となる素材が一新され、従来よりも小型で多層構造とした天然由来素材「水膜バスター」を高密度に配合して、氷上でタイヤが滑る原因となる水膜の吸水力を向上。氷上での「接触の密度(氷とゴムの接触点)」を従来品のコンパウンドから63%増加させて氷上性能を飛躍的に高めている。また、シリカの増量と新素材である「オレンジオイルS+」を配合したことで、低温時でも優れたドライ&ウェットグリップを発揮するとともに、約4年後まで氷上摩擦力の低下を抑制する。

「冬ピタ吸水ゴム」の概要イメージ
冬ピタ吸水ゴムでは「水膜バスター」を高密度に配合。強力な吸水に加えてゴムの剛性も高める
氷とゴムの接触点は従来品の「アイスガード 7」から63%増加
新素材の「オレンジオイルS+」を配合して約4年後まで氷上摩擦力の低下を抑制

 トレッドパターンのデザインでは、横浜ゴムのAI活用フレームワーク「HAICoLab(ハイコラボ)」とシミュレーション技術を活用。冬用タイヤに求められる4つの機能を最適化したプロファイルを抽出し、氷上路面と雪上路面における接触面積の最大化を追求。これにより、氷上性能で効果を発揮する路面とタイヤの実接地面積を従来品比で8%増加させ、ブロック剛性を7%高める専用トレッドパターンを開発して氷上性能を大幅に向上させている。また、相反要素である接地面積と溝エッジ量の最大化を両立させることにより、雪上性能も引き上げた。

アイスガード 8のトレッドパターン
「HAICoLab」で冬用タイヤに求められる4つの機能を最適化したプロファイルを抽出
氷上性能で効果を発揮する路面とタイヤの実接地面積をアイスガード 7から8%増加
専用トレッドパターンの採用でブロック剛性は7%高められた
溝エッジ量は4%増え、雪上でのグリップ力を強化
サイプが積極的に倒れることでラグ溝の変形を抑制し、排雪と排水性を確保

 これらの技術により、従来品の「アイスガード 7」と比較して氷上制動性能を14%高めたことに加え、氷上旋回性能も13%向上。雪上制動性能も4%向上している。さらにドライ、ウェット性能をそれぞれ3%高めて静粛性も向上させた一方、ころがり抵抗と耐摩耗性能は従来品同等レベルを維持しており、冬のさまざまな路面で高い性能を発揮する。

 なお、アイスガード 8はBEV(バッテリ電気自動車)やPHEV(プラグインハイブリッドカー)、HEV(ハイブリッドカー)といった電動車にも対応しており、タイヤのサイドウォールに電動車対応品であることを示す独自マーク「E+(イー・プラス)」が打刻されている。

氷上性能で制動性能は14%向上、旋回性能(ラップタイム)と加速性能は13%向上した
ドライ路面やウェット路面での性能も高められている

「iceGUARD 8 SUV(アイスガード エイト エスユーヴィ)」(New!!)

横浜ゴム アイスガード 8 SUV

サイズラインアップ:215/65R16 98T~265/55R20 113T

採用技術

 アイスガードシリーズ初のSUV用スタッドレスタイヤ「アイスガード SUV」の後継モデルとして2026年9月から順次発売された「iceGUARD 8 SUV(アイスガード エイト エスユーヴィ)」。発売当初は28サイズをラインアップしているが、2027年にはさらなるサイズ拡大を予定している。

 2025年シーズンにデビューした乗用車用スタッドレスタイヤ「アイスガード 8」に続き、氷上性能を革新的に高めることを目指した冬用タイヤの新技術コンセプト「冬テック」を採用。ミクロレベルで氷とゴムの接触点を最大化する「接触の密度」と、マクロレベルで路面とタイヤの接触面を最大化する「接触の面積」の2つの視点で性能を最大化。アイスガード 8で好評を得た優れた氷上性能を継承していることに加え、SUVユーザーが重視する雪上性能や耐摩耗性能の最大化も追求するべく、最新SUVで求められる高荷重や高速走行に対応するためコンパウンド、トレッドパターン、タイヤ構造といった各要素を新開発して冬のあらゆる路面を安全で快適に走れるようドライバーをサポートする。

 コンパウンドはアイスガード 8で採用した「冬ピタ吸水ゴム」をベースに、SUV用として専用開発した「冬ピタ吸水ゴム SUV」を使用。多層構造で吸水力に優れる天然由来素材の「水膜バスター」を高密度に配合して、氷上で滑る原因となる水膜の吸水量を従来品のアイスガード SUVから3%向上。これによって氷とゴムの接触点を増やして接触の密度をアイスガード SUVから61%増加させることが可能になり、氷上性能を大幅に高めている。

 また、シリカを投入した「SUV専用配合」でゴムが持つしなやかさと剛性感を高レベルで両立させ、ゴムの硬化を防ぐさまざまなアプローチを組み合わせた「劣化抑制配合」の技術によって約4年後まで氷上摩擦力の低下を抑制する。

 トレッドパターンのデザインもアイスガード 8同様、横浜ゴムのAI活用フレームワーク「HAICoLab(ハイコラボ)」によるAI技術とシミュレーション技術で開発した「SUV専用トレッドパターン」を採用。冬用タイヤで求められる「圧縮抵抗」「雪柱せん断力」「凝着摩擦力」「エッジ効果」という4つの機能を、SUV専用に最適化、最大化するプロファイルを抽出して氷上路面と雪上路面における「接触の面積」を追求している。

 これによって横浜ゴムのUV用スタッドレスタイヤで史上最大となる「接地面積」「ブロック剛性」「溝エッジ量」を達成し、アイスガード SUVと比較して接地面積を3%、ブロック剛性を16%増加させ、さらに高次元な氷上性能を実現。さらに溝エッジ量は19%増え、アイスガード 8以上に「ラグ溝倒れ込み抑制サイプ」を配置することで雪上性能もさらに高めている。

 アイスガード 8 SUVはこれらの技術により、従来品のアイスガード SUVから氷上制動性能を14%、雪上制動性能を4%、耐摩耗性能を11%向上させており、ドライ路面での制動性能を5%向上させる一方、ころがり抵抗も14%低減して低燃費化も推進。冬のさまざまな路面で優れた性能を発揮する。

「BluEarth-AllSeason2(ブルーアース・オールシーズン・ツー)」(New!!)

横浜ゴム ブルーアース オールシーズン2

サイズラインアップ:185/60R15 88V~235/50R20 104W

採用技術

「BluEarth-AllSeason2(ブルーアース・オールシーズン・ツー)」は横浜ゴムの乗用車用オールシーズンタイヤ「ブルーアース 4S」の後継製品。一般的なドライ&ウェット路面からシャーベット路面、圧雪などでの走行に対応するタイヤとなっている。

 ゴムのコンパウンドでは横浜ゴム独自の混合技術「A.R.T. Mixing(Advanced Reaction Technology in Mixing)」を採用し、配合するシリカの分散性を大幅に向上させてゴムの柔軟性を高め、路面とゴムの接触点を増やして濡れた路面でのグリップ性能を強化している。

 トレッドパターンではセンターブロックの幅を広げて溝底を補強する「高剛性ブロック」を設定してステアリング操作に対する確実な手応えと優れたハンドリング性能を実現し、トレッド面の中央から両サイドに向けて伸びる「シェイプ グルーブ」が路面の水分をタイヤショルダー側に排水。雨天時の接地性を確保してハイドロプレーニング現象を低減させる。また、トレッド面の周方向に連続して刻まれた「オールシーズン3Dサイプ」も排水性を高め、雨天時の接地面確保とハイドロプレーニング現象の低減に寄与する。

 このほか、設計では横浜ゴムのAI活用フレームワーク「HAICoLab(ハイコラボ)」によるAIとシミュレーション技術が活用されている。

コンパウンドに「A.R.T. Mixing」を採用して濡れた路面でのグリップ性能を強化

 これらの技術によって雪上性能とウェット性能を両立させるとともに、ドライ性能や耐摩耗性能を確保。自動車の安全性に関するEU規則で“極めて厳しい寒冷地でも十分な性能を発揮する”ことを認証されたことを示す「スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク」がサイドウォールに打刻され、冬用タイヤ規制時でも走行可能なタイヤとして認められている。

 また、車両重量が重くなりがちで強力なモータートルクがタイヤに負荷をかけるBEV(バッテリ電気自動車)やPHEV(プラグインハイブリッドカー)、HEV(ハイブリッドカー)といった電動車に対応していることを示す横浜ゴム独自のマーク「E+」も設定されている。

ドライ&ウェット路面での性能を高める「オールシーズン専用トレッドパターン」を採用

「GEOLANDAR CV 4S(ジオランダー・シーブイ・フォーエス)」

横浜ゴム ジオランダー CV 4S

サイズラインアップ:215/65R16 98H~235/55R19 105V

採用技術

「GEOLANDAR CV 4S(ジオランダー・シーブイ・フォーエス)」は2023年10月に発売されたクロスオーバーSUV向けオールシーズンタイヤ。同社ラインアップにあるオンロード指向の強いオールシーズンタイヤとして初めてサイド部にもブロックを配置して、SUVへの装着にふさわしいパワフルなデザイン性も与えられている。

 コンパウンドにはマイクロシリカを配合してドライ性能と操縦安定性を向上。新配合したポリマーの効果でドライ、ウェット、雪上などさまざまな路面におけるトラクション性能を高めた。

 トレッドパターンには専用開発した非対称パターンを採用。イン側では溝面積比率を高めて排水性を高めつつ、アグレッシブなブロックパターンによってトラクション性能を向上。アウト側は接地面積を広く取り、リブブロックが操縦安定性に寄与する。トレッド面を縦断する「4 ジグザググルーブ」は、外側の太い溝によって高い排水性を発揮させ、中央寄りのジグザグ溝によりスノートラクションを強化。さらに内側の細い溝がエッジ効果を高めてスノートラクションを向上させる。

路面適合表

 横方向に刻まれた「オプティマイズド ラググルーブ」は排水・排雪性を高めてウェット、スノー路面で高いトラクション性能を発揮するほか、トレッド内に設置された「3Dサイプ」がブロックの倒れ込みを抑制。ブロックの剛性を高めてエッジ効果を高めるほか、耐摩耗性とドライ性能の向上にも寄与する。

 これら新開発のコンパウンドとパターン設計を与えたことで、ドライ性能を確保しつつ高いウェット性能と雪上性能を実現。急な降雪にも対応可能なであると示す「M+S(マッド&スノー)」規格に加え、国際基準で定められたシビアスノータイヤ条件に適合した証である「スノーフレークマーク」を全サイズで獲得して、冬用タイヤ規制、チェーン規制時でも走行可能なタイヤとなっている。

ダンロップ

「WINTER MAXX ICE Pro(ウインターマックス アイスプロ)」(New!!)

ダンロップ ウインターマックス アイスプロ

サイズラインアップ:155/70R13 75Q~255/45R22 107Q

採用技術

 2026年8月から順次発売された「WINTER MAXX ICE Pro(ウインターマックス アイスプロ)」は、2012年に発売された初代「ウインターマックス」から従来品の「ウインターマックス 03」まで継承してきた「すべての性能を満遍なく向上させたバランスに優れたスタッドレスタイヤ」というコンセプトから大きく路線変更。2024年に“あらゆる路面を走れる次世代オールシーズンタイヤ”として大きな反響を得た「シンクロウェザー」が登場したことを受け、スタッドレスタイヤの役割を「冬道で最も危険な氷上路面においてもお客さまに安心をお届けすること」と新たに定義。氷上性能と相反する一部の性能を犠牲にすることをいとわず、氷上性能を限界まで追求。これまでにない確かな氷上パフォーマンスを実現している。

 凍結路面での運転は無意識に緊張を強いられ、急な挙動変化に対応する操作などが疲労の原因となる。ウインターマックス アイスプロでは「過酷な凍結路面でも心にゆとりを持つことができる」という体験価値の創造を目指して開発を実施。氷上で「しっかり止まり、しっかり曲がる」という安心感がドライバーに心理的な余裕を生み出し、危険な急ブレーキやステアリング操作を減らして冬道の事故防止に貢献する。

ウインターマックス アイスプロは氷上性能を限界まで追求

 これまでのスタッドレスタイヤではゴムが氷上で滑る原因となる水を「除水」して「密着」する2ステップを行なってきたが、ウインターマックス アイスプロでは氷上性能の限界に挑むため、新たに密着状態を「持続」させる3つめのステップを追加。新開発の「ふんばり吸水ゴム」では低温下でもゴムが持つ柔軟性を持続させる「低温ふんばり剤」を配合。ゴムがしなやかに変形し続けて路面に対する密着性を高める作用を生み出し、加減速などで大きな力が加わっても密着状態を持続することが可能になった。

 さらにゴムが持つ性能を最大化するため、接地面積を増大させる「新開発プロファイル」、トレッドパターン内にある細かなサイプの量を大幅に増やして除水・エッジ効果を高める「新開発トレッドパターン」なども採用している。

新開発の「ふんばり吸水ゴム」でタイヤと路面の密着状態を「持続」させ、氷上パフォーマンスを強化
細かなサイプを大幅に増やして除水・エッジ効果を高める「新開発トレッドパターン」も採用

 タイヤは経年変化によってゴム内に配合するオイルが抜けて硬化し、柔軟性が失われて氷上性能が徐々に低下していく傾向を持っているが、ウインターマックス アイスプロではオイル抜けを抑えてゴムの硬化を抑制する「うるおいポリマー」を従来品のウインターマックス 03から増量。これによってゴムの柔らかさを維持して、新品時から4年が経過しても氷上でのブレーキ性能を持続させる。

 これらの技術により、ウインターマックス 03と比較して氷上ブレーキ性能は25%、氷上コーナーリング性能は9%向上。また、国際的な氷上性能テストに合格した証である「アイスグリップシンボル」も取得している。

「うるおいポリマー」の増量で新品時から4年が経過しても氷上ブレーキ性能をキープ
ウインターマックス 03と比較して氷上ブレーキ性能は25%、氷上コーナーリング性能は9%向上

関連リンク

ダンロップタイヤ
https://tyre.dunlop.co.jp/
ウインターマックス アイスプロ特設ページ
https://tyre.dunlop.co.jp/special/icepro/
製品ページ
https://tyre.dunlop.co.jp/item/item-detail/icepro/

「W01 for WINTER(ダブリューゼロワン フォーウィンター)」

ダンロップ W01 for WINTER

サイズラインアップ:195/80R15 107/105N~215/60R17C 109/107N

採用技術

「W01 for WINTER(ダブリューゼロワン フォーウィンター)」はワンボックスカー向けの高性能ホワイトレタースタッドレスタイヤとして2025年9月から順次販売が開始された製品。

 2025年3月に発売した夏用タイヤ「W01」のスタッドレスタイヤ版として位置付けられ、近年高まっているワンボックスカーのドレスアップニーズに応えるため、タイヤのサイドウォール部分に「DUNLOP」のロゴとデザインが白文字のホワイトレターで施され、おしゃれな雰囲気を演出している。

サイドウォールに「DUNLOP」のロゴとデザインがホワイトレターで施され、おしゃれな雰囲気を演出

 スタッドレスタイヤとしての性能では、タイヤの回転方向に刻まれた長い溝(サイプ)が旋回時のひっかき効果を高め、横滑りを抑制する「インターロッキングサイプ」、タイヤ表面にあるブロックの倒れ込みを防ぎ、氷上ブレーキ性能と雪上操縦安定性を向上させる「MAXXシャープエッジ」といったダンロップ独自の技術が与えられている。

 そのほかにも、荷重による接地状態の変化を抑制し、低荷重時でもショルダー部までしっかり接地して滑りやすい路面でも安定した走行を実現するトレッドプロファイル(断面形状)の最適化、摩耗に強く、長持ちする高いライフ性能を確保するコンパウンドの最適化などを実施して、優れた氷雪上性能と長持ち設計を実現している。

W01 for WINTERのトレッドパターン
「インターロッキングサイプ」「MAXXシャープエッジ」といったダンロップ独自の技術を採用

関連リンク

ダンロップタイヤ
https://tyre.dunlop.co.jp/
製品ページ
https://tyre.dunlop.co.jp/item/item-detail/w01forwinter/

「WINTER MAXX SJ8+(ウインター マックス エスジェイエイトプラス)」

ダンロップ ウィンターマックス SJ8+

サイズラインアップ:175/80R15 90Q~265/50R22 112Q XL

採用技術

「WINTER MAXX SJ8+(ウインター マックス エスジェイエイトプラス)」は、乗用車向けスタッドレスタイヤであるウインターマックス 03で採用して「ダンロップ史上最高の氷上性能」の実現に大きく寄与している「ナノ凹凸ゴム」の技術を、SUV用スタッドレス「ウィンターマックス SJ8」のトレッドパターンと組み合わせることによって氷上性能を大幅に進化させた製品。

 柔軟性の高いナノ凹凸ゴムは水膜を押し出しつつ凍結した路面の氷にある微細な凹凸にも隙間なく密着して接地面積を最大化して、路面に対する高い密着性を発揮。ウィンターマックス SJ8と比較して、新品時の氷上ブレーキ性能が14%、氷上コーナリング性能が11%向上している。

「ナノ凹凸ゴム」の特徴

 また、ナノ凹凸ゴムに含まれる「MAXXグリップトリガー」は水と反応して溶ける性質を持っており、使用が進んでゴムが摩耗していっても表出したMAXXグリップトリガーが溶けることでトレッド面に新たな凹凸構造を再現。摩耗によってトレッドパターンに設定されている溝の深さが減った場合でも徐水性能が低下しにくい構造を実現した。

 さらにゴムと軟化剤の2面性を持つ「液状ファルネセンゴム」は低温下におけるゴムの柔軟性維持に加え、しなやかさを長期間にわたって維持する効果も持ち、使用開始から時間が経っても氷上性能を長期間維持する構造となっている。

ナノ凹凸ゴムには「MAXXグリップトリガー」「液状ファルネセンゴム」などを配合する
ウィンターマックス 03とウィンターマックス SJ8+の対応表

「GRANDTREK XS1(グラントレック エックスエスワン)」

ダンロップ グラントレック XS1(ホワイトレター側)

サイズラインアップ:LT215/70R16 100/97N~185/85R16 105/103L LT

採用技術

 コンパクトSUV向けに同じ16インチで2サイズをラインアップする「GRANDTREK XS1(グラントレック エックスエスワン)」は、一般的なスタッドレスタイヤとは異なる大型ブロックパターンでオフロードイメージを強調するほか、サイドデザインを片側にスタイリッシュなホワイトレター、逆側にアグレッシブな3Dロゴのブラックレター・バッドレスデザイン(パターンデザインとブラックレターの間)と変化させ、好みの側面が車両外側に見えるように装着することで使い分け可能という特異な商品特性を備えている。

グラントレック XS1のブラックレター・バッドレスデザイン側

 性能面では、マクロ領域での剛性で表情におけるエッジ効果を発揮させ、ナノ領域におけるゴムの柔軟性でアイスバーンの凹凸に密着させる「ナノフィットゴム」をベースコンパウンドに採用。また、トレッドパターンにあるサイプの一部で深さを抑制する最適化を行ない、ブロックの倒れ込みを抑えてタイヤの接地面積をキープできるよう調整し、凍結路面に密着して強力なグリップ性能を発揮する。

 専用設計を行なったトレッドパターンでは、ポケット状の溝や広い溝幅設定で雪を掴んでグリップ力を発揮し、幅広ラグ溝がと剛性を高めたショルダーブロックが高いトラクション性能を実現。接地圧の均一化を追求して接地面全体でトラクションをかけられる専用プロファイルも採用して、雪上でも高いグリップ性能とトラクション性能を実現させる。

ナノ領域におけるゴムの柔軟性でアイスバーンの凹凸に密着させる「ナノフィットゴム」をベースコンパウンドに採用
トレッドパターンを専用設計し、雪上でも高いグリップ性能とトラクション性能を実現

関連リンク

ダンロップタイヤ
https://tyre.dunlop.co.jp/
製品ページ
https://tyre.dunlop.co.jp/item/item-detail/xs1/

「SYNCHRO WEATHER(シンクロウェザー)」

ダンロップ シンクロウェザー

サイズラインアップ:155/65R14 75H~265/50R22 109H

採用技術

 路面状態に合わせてゴムが自ら性質を変化させるという斬新な新技術「アクティブトレッド」を採用する次世代オールシーズンタイヤとして一躍注目を集めたシンクロウェザー。アクティブトレッドには水分によってゴムを柔らかく変化させる「水スイッチ」、冷たくなってもゴムが柔軟に動けるようにする「温度スイッチ」という2種類のスイッチを組み合わせて採用することにより、ドライ、ウェット、雪上、氷上といったあらゆる路面で高い性能を発揮する、これまでにないゴムとなっている。

 水スイッチでは、ポリマーやシリカを強く結びつけている「共有結合」の一部を、水分に触れることで結合を解除する「イオン結合」に置き換え。ウェット路面の走行中はタイヤ最表面のゴムが柔らかくなって路面に密着し、乾燥するとイオンがポリマー同士を再結合してゴムの剛性を復活させる構造となっている。これにより、ドライ路面ではスタンダードなサマータイヤ同等の性能を備えつつ、ウェット性能はスタッドレスタイヤの「ウインターマックス 02」と比べて大幅に向上して、サマータイヤの「エナセーブ EC204」との比較でも同等以上の性能を発揮する。

水スイッチの概要

 温度スイッチとしては、ポリマーと切り離しても機能するグリップ成分を開発して、グリップ成分の一部置き換えを実施。氷上路面を走行するときにゴムが冷えた場合、従来構造ではポリマーと一体化したグリップ成分が固まり、ポリマーの動きを阻害して柔軟性が失われていたが、温度スイッチ搭載ポリマーはポリマーにグリップ成分とつながっていない部分があることにより、柔軟性を重視する一般的なスタッドレスタイヤ同等というゴムの柔らかさを実現。常温ではサマータイヤ同等の剛性を備えながら、冷たい氷上でも路面の細かな凹凸にトレッド面がしなやかに密着してグリップ力を発揮。スタッドレスタイヤであるウインターマックス 02同等の氷上ブレーキ性能を示すという。

温度スイッチの概要

 このほか、トレッドパターンでは最新のノイズシミュレーション技術を活用して、低ノイズと高い排水性・排雪性を両立させる「ノイズ低減Vシェイプパターン」を新開発。形状の異なる2種類のブロックをデザインして、周上にランダム、かつ最適に配列させて走行中のタイヤから発生する音の周波数をコントロール。エナセーブ EC204同等の静粛性能を実現している。さらに摩耗予測シミュレーションも活用して、溝の角度や深さ、サイプなどを最適化。接地面全体の均一化で摩耗を抑制しており、耐摩耗性能もエナセーブ EC204同等以上となっている。

 なお、2025年10月1日に軽自動車向けとなる14インチやより大径の21インチといった24サイズの順次追加が発表され、軽自動車からコンパクトカー、セダン、SUV、ミニバン、スポーツカーといった幅広い車種に対応可能なオールシーズンタイヤとなっている。

低ノイズと高い排水性・排雪性を両立させる「ノイズ低減Vシェイプパターン」

TOYO TIRES

「OBSERVE GIZ3(オブザーブ ギズスリー)」

TOYO TIRES オブザーブ ギズ3

サイズラインアップ:155/65R13 73Q~235/45R21 101Q

採用技術

 2025年8月に国内販売がスタートした「OBSERVE GIZ3(オブザーブ ギズスリー)」は、凍結路面でのブレーキ性能や発進時のトラクション性能を大幅に進化させつつ、タイヤが持つ性能を長く維持して、サステナブル素材の使用で環境負荷にも配慮して開発されたスタッドレスタイヤ。発売サイズは全68サイズとなり、コンパクトカーからSUVまで幅広く対応する。

 製品開発ではタイヤと路面の密着性に着目し、パターン設計と配合技術の両面から性能向上を実現。独自のタイヤ設計基盤技術「T-MODE(ティーモード)」によるスノー予測技術を使い、トレッドパターンで氷上における制動性能を高めるため、接地圧を分散して密着性を高める「ヘリンボーンサイプ」、接地圧分散とブロックの倒れ込み抑制で路面との密着性を高める「アッセンブルブロック」を新開発。

トレッドパターンでは接地圧を分散して密着性を高める「ヘリンボーンサイプ」、接地圧分散とブロックの倒れ込み抑制で路面との密着性を高める「アッセンブルブロック」を新開発

 また、「持続性高密着ゲル」と「サステナグリップポリマー」を新たに配合した新コンパウンド「密着長持ちゴム」を採用。持続性高密着ゲルは従来品である「オブザーブ ギズ2」で使っていた「持続性密着ゲル」をグレードアップさせるためゲルを増量。低温でも柔らかさを高めて路面との密着を高めて氷上ブレーキ性能を高めていることに加え、新品状態から2年後、4年後と年数が経過したあともゴムの効果を抑制して路面に対する密着性を維持する効果も発揮するという。

 サステナグリップポリマーは凍結路面にある凹凸をキャッチして氷上ブレーキ性能を高めるほか、原材料の45%に植物由来のサステナブル素材を使用して環境配慮も実現している。これらの改良でタイヤと路面の密着性が増したことで、氷上ブレーキ性能はオブザーブ ギズ2比で22%向上している。

「持続性高密着ゲル」と「サステナグリップポリマー」を配合する新コンパウンド「密着長持ちゴム」を採用

「OBSERVE GSi-6(オブザーブ ジーエスアイ シックス)」

TOYO TIRES オブザーブ GSi-6

サイズラインアップ:195/80R15 96Q~235/50R20 104Q

採用技術

 ドライ路面から降雨時、氷雪路など多彩な路面状況で安定感ある操縦性を目指して開発されたSUV&クロスカントリー車向けスタッドレスタイヤの「OBSERVE GSi-6(オブザーブ ジーエスアイ シックス)」。

 新設計のトレッドパターンでは、スノートラクション性能と排水性を両立させる「ジグザグ4本主溝」、サイプの閉じ込みを抑制して効果的な徐水やエッジ効果を発揮させる「スウィングサイプ」、らせん状のサイプが全方向にエッジ効果を発生させる「スパイラルエッジサイプ」、サイプ内側に設定した凹凸が支え合うことで発進、制動、コーナーリング時のグリップ力を高める「3Dグリップサイプ」などを採用。さらにプロファイル形状の最適化により、剛性が高いセンターリブの接地長を伸ばすことでステアリング操作に対する応答性を高めている。

 トレッドゴムには「給水カーボニックパウダー」「シリカ増量配合」「鬼クルミ殻」などの技術を採用する「グリップシリカコンパウンド」を使用。これらの技術により、圧雪路でのブレーキング性能は従来品である「オブザーブ GSi-5」と比較して制動距離を7%短縮。ウェット路面では制動距離を同11%短縮した。

「ジグザグ4本主溝」などを備える新設計トレッドパターン
従来品の「オブザーブ GSi-5」と比較して圧雪路での制動距離を7%短縮。ウェット路面でも制動距離を同11%短縮している

「OBSERVE W/T-R(オブザーブ ダブルティーアール)」

TOYO TIRES オブザーブ W/T-R

サイズラインアップ:215/80R15 102Q~LT285/70R17 116/113Q

採用技術

 荒れた氷雪路や雪深い路面などにおける走破性を追求したSUV専用スタッドレスタイヤである「OBSERVE W/T-R(オブザーブ ダブルティーアール)」。TOYO TIRESのスタッドレスタイヤで初めてショルダー部分に大型サイドブロックを設定。大型サイドブロックが雪を掴み、深雪路面で高いトラクション性を発揮する。

 また、トレッドパターンでは大型ブロック、スタッガードショルダー、幅広スリットによって深雪や荒れた氷雪路面でのトラクションを確保し、高剛性センターリブ、厚み違いサイプ、スパイラルエッジサイプなどで凍結路面や圧雪路面に対応する。なお、2021年8月の国内発売時には3サイズのラインアップとなっていたが、2023年12月に2サイズ、2025年9月に6サイズが追加されて現在は11サイズを展開している。

ショルダー部分の大型サイドブロックが雪を掴み、深雪路面で高いトラクションを発揮
トレッドパターンでは高剛性センターリブ、厚み違いサイプ、スパイラルエッジサイプなどを採用

ミシュラン

「X-ICE SNOW+(エックスアイス スノープラス)」(New!!)

ミシュラン エックスアイス スノープラス

サイズラインアップ:155/65R13 73T~275/35R21 103H XL

採用技術

 2026年8月から順次発売された「X-ICE SNOW+(エックスアイス スノープラス)」は、従来品の「エックスアイス スノー」から耐摩耗性能を約25%改善し、転がり抵抗を約5.6%低減して“X-ICE史上最高の環境性能を磨き上げた”というスタッドレスタイヤ。低燃費性能に加えてタイヤの摩耗が進んだ後も性能が落ちにくいよう設計したことで、装着初期から使用限界まで安心して利用できる製品となっている。

 また、エックスアイス スノーまでのスタッドレスタイヤで培ってきた氷雪路における高いグリップ性能を維持しながら、従来は両立が難しいとされてきたドライ・ウェット路面での走行安定性や快適性にもこだわり、とくにウェットブレーキ性能はエックスアイス スノーから約7.3%向上させるなど、冬のさまざまな路面状況でドライバーに安心感を提供する。

 ICE(内燃機関)搭載車からHEV(ハイブリッドカー)、BEV(バッテリ電気自動車)など幅広い車両に対応するほか、ミニバンやSUVといったボディタイプもカバーするサイズラインアップを用意している。

エックスアイス スノープラスの性能表。イエローのラインが従来品の「エックスアイス スノー」、ブルーのラインがエックスアイス スノープラスとなる

 具体的な技術では、極低温でもしなやかさを失わず、氷や雪の路面でしっかりとグリップ力を発揮して、従来のスタッドレスタイヤが苦手としてきたドライ&ウェット路面でのグリップ力を大幅に改善する革新的なコンパウンド「フレックス–アイス 3.0 トレッド コンパウンド テクノロジー」を採用。さらに転がり抵抗も低減して低燃費性能を高めているほか、より長いシーズンしなやかさを持続。冬の安全性はそのままに、ウェットグリップや低燃費性能を向上させている。

 また、内部構造を最適化してトレッド面のより均一な接地圧分布を実現する「マックスタッチ コンストラクション」も採用。加速からブレーキング、コーナーリングといったシーンでタイヤに架かる荷重が変化しても、接地面を安定させて偏摩耗を抑制。高いロングライフ性能を発揮する。

「フレックス–アイス 3.0 トレッド コンパウンド テクノロジー」によって従来のスタッドレスタイヤが苦手としてきたドライ&ウェット路面でのグリップ力を大幅に改善

 トレッド面はコンパウンド特性が変化しない「モノコンパウンド」が使用され、新品状態からゴムが摩耗していってもトレッドパターンが大きく変化しない「フルデプスサイプ」を採用。摩耗後もサイプがしっかりと残って安心感が持続する「ロングラスティング トレッドデザイン」となっており、“最初の1kmから最後の1kmまで”安心感を維持する設計となっている。

 また、トレッドパターンではサイズの異なるブロックを最適配置することで不快な周波数の音を効果的に低減する「ピアノ アコースティック チューニングテクノロジー」を導入。サイドウォールには雪の結晶を使った洗練されたデザインで高級感を演出する「ニュー サイドウォール デザイン」も与えられている。

摩耗後も安心感が持続する「ロング ラスティング トレッド デザイン」を採用
「ニュー サイドウォール デザイン」で高級感を演出

「CROSSCLIMATE 3(クロスクライメート スリー)」(サイズ追加)

ミシュラン クロスクライメート 3

サイズラインアップ:195/55R16 91V XL~275/40R22 108Y XL

採用技術

「雪も走れる夏タイヤ」というキャッチコピーが与えられたミシュランのオールシーズンタイヤ“クロスクライメート”シリーズの最新モデルとして2025年10月に発売された「CROSSCLIMATE 3(クロスクライメート スリー)」。

 新たにトレッドパターンで採用した「Vシェイプ テクノロジー」により、従来品の「クロスクライメート 2」よりセンターグルーブのブロック幅を狭くしてブロックピッチを拡大。接地面内のブロックエッジを増して排水性と排雪性を高め、スノーグリップ性能の向上を図っている。

 また、トレッドパターンではサイズの異なるブロックを最適配置する「ピアノ アコースティック チューニング テクノロジー」も用いられ、不快な周波数帯の音を効果的に削減。トレッド面の接地圧分布を均一化する「マックスタッチ コンストラクション」によって接地面を安定させ、高い耐摩耗性能を実現している。

クロスクライメート 3のトレッドパターン
従来品の「クロスクライメート 2」よりセンターグルーブのブロック幅を狭くしてスノーグリップ性能を向上

 オールシーズンタイヤとして夏に増えている大雨や冬の急な降雪など、予測しにくい天候にも対応。季節を問わずに安心感を持って、静かで快適なドライブが楽しめるタイヤとなっている。

 当初は全35サイズのラインアップとなっていたが、2026年8月から16インチ~22インチで計39サイズを順次追加してバリエーションを拡大。オールシーズン性能と快適性をさらに幅広い車種・ユーザーに届けられるようにしている。

「ピアノ アコースティック チューニング テクノロジー」で不快な周波数帯の音を効果的に削減
トレッド面の接地圧分布を均一化する「マックスタッチ コンストラクション」で高い耐摩耗性能を実現

関連リンク

日本ミシュランタイヤ
https://www.michelin.co.jp/auto/home-auto
クロスクライメートシリーズ特設ページ
https://www.michelin.co.jp/auto/browse-tyres/by-family/crossclimate
製品情報
https://www.michelin.co.jp/auto/tyres/michelin-crossclimate-3

「CROSSCLIMATE 3 SPORT(クロスクライメート スリー スポーツ)」(サイズ追加)

ミシュラン クロスクライメート 3 スポーツ

サイズラインアップ:205/40R18 86Y XL~HL285/40R23 115Y XL

採用技術

 ミシュランの“クロスクライメート”シリーズ最新モデル「クロスクライメート 3」と同時に発表され、2025年10月に発売された「CROSSCLIMATE 3 SPORT(クロスクライメート スリー スポーツ)」は、「オールシーズンカテゴリー初となるスポーツ性能を備えたタイヤ」として開発され、雪道にも対応するオールシーズンタイヤでありながら、スポーツタイヤに匹敵する高速安定性とハンドリング性能を備えるという。

 クロスクライメート 3同様にトレッドパターンで「Vシェイプ テクノロジー」「ピアノ アコースティック チューニング テクノロジー」を採用してスノーグリップ性能の向上、不快な周波数帯の音の効果的な削減などを図っているほか、新開発されたオールシーズン専用トレッドコンパウンド「サーマル アダプティブ コンパウンド 2.0」を導入。優れた雪上性能に加えて高いドライ&ウェットグリップを実現している。

クロスクライメート 3 スポーツのトレッドパターン

 このほか、トレッドパターンを支えるベース構造にミシュランのスポーツタイヤ「パイロット」シリーズにも導入されている「ダイナミック レスポンステクノロジー」を採用。アラミドとナイロンを組み合わせた「ハイブリッドキャッププライ」がドライ路面やウェット路面、雪道などあらゆる路面に対してトレッド面を密着させ、製品に与えられたスポーツの名に恥じないハンドリング性能を実現している。

 当初は全27サイズをラインアップしていたが、2026年8月から18インチ~23インチで計31サイズを順次追加してバリエーションを拡大。オールシーズン性能と安心、ドライビングプレジャーをさらに幅広い車種・ユーザーに届けられるようにした。

スノーグリップ性能を向上させる「Vシェイプ テクノロジー」
不快な周波数帯の音を効果的に削減する「ピアノ アコースティック チューニング テクノロジー」

ピレリ

「ICE ZERO ASIMMETRICO 2(アイス・ゼロ・アシンメトリコ 2)」(New!!)

ピレリ アイス・ゼロ・アシンメトリコ 2

サイズラインアップ:195/55R16 87Q~265/45R21 108H XL

採用技術

 2026年7月発売の「ICE ZERO ASIMMETRICO 2(アイス・ゼロ・アシンメトリコ 2)」は、コンパクトカーからセダン、ミニバン、SUVなど幅広い車種に対応する高性能スタッドレスタイヤ。凍結、圧雪、ウェットがミックスされる厳しい日本の冬季路面でも安全性やコントロール性、走る楽しさなどを求めるドライバーのニーズに応える製品として生み出された。

 従来品の「アイス・ゼロ・アシンメトリコ」で実現した氷上性能を大幅に進化させ、ブレーキングやハンドリング性能を大きく向上。氷上における安定性と操作性をさらに強化している。とくにブレーキング性能では厳格な氷上性能基準を満たす「アイス・グリップ・シンボル認証」を取得しており、アイス・ゼロ・アシンメトリコと比較して氷上でのブレーキング性能は4.5%、コーナーリング性能は6%向上している。

 ゴムにはシリカ系化合物と親和性が高い新開発のバイオ由来オイルを配合し、極低温環境でも高い柔軟性を維持するほか、長期間にわたって性能維持を可能にする先進的なソフトコンパウンドを採用。低温状態でもゴムの硬化を抑えて路面に対する追従性を高め、氷雪路はもちろん、過酷な冬季コンディションでも優れたグリップ性能を継続的に発揮する。

 また、トレッド面のソフトコンパウンドに加え、ゴム下層により剛性の高いコンパウンドを配置した「2層式コンパウンド構造」を採用。新品時から摩耗末期までトレッド面の剛性を維持してさまざまな路面状況で一定したハンドリング性能を実現するほか、耐久性と性能持続性を両立。長期にわたるウインター性能を求めるユーザーにアピールしている。

アイス・ゼロ・アシンメトリコ 2は従来品と比較して氷上でのブレーキング性能は4.5%、コーナーリング性能は6%向上

 トレッドパターンでは新形状の「3Dサイプジオメトリー」を採用。トレッド面のブロック剛性を高め、凍結路とウェット路の双方でタイヤと路面の高い接地性を実現。直線的な主溝を4本に増やすことで排水性を大幅に高め、深い水たまりのある路面でも高い耐ハイドロプレーニング性能を実現し、接地圧の均等化で氷上性能も向上させている。冬季のウェット路面でも高いグリップ力を発揮して、制動性能はアイス・ゼロ・アシンメトリコと比較して6%向上させるなど、高い制動性能で走りに安心感を与えている。

 また、サイプ効率の向上によって高い雪上性能を備え、雪道での確かなトラクション性能を発揮して「スリーピーク・マウンテン・スノーフレーク認証」を取得。日本国内での販売に必要な要件を満たしつつ、信頼性の高いウインター性能を提供する。

 厳しい凍結路面でも安定したブレーキ性能と高い安全性を発揮して、長期間提供し続けることを目指して開発を実施。摩耗が進んだ状態でも性能低下を最小限に抑え、ウインタータイヤとしての製品ライフで終盤を迎えるまで安定した氷上性能と安心感のあるドライビングを実現するためトレッドデザインを一新。摩耗が進んでも接地面にあるサイプの多くが維持されるようにして、冬のさまざまな路面状況でドライバーに一貫したパフォーマンスを提供する。

 このほか、トレッド面のブロック配置と溝位相を最適化してノイズを抑制。高い静粛性で快適な走行を実現するコンフォート性能も備えている。

「P Zero Winter(ピーゼロ ウィンター)」

ピレリ ピーゼロ ウィンター

サイズラインアップ:225/55R19 103V XL~295/35R23 108H XL

採用技術

「P Zero Winter(ピーゼロ ウィンター)」は新開発されたコンパウンド、トレッドパターン、技術的ソリューションによって典型的な冬の路面に適応し、サマータイヤと同等レベルの安全性とコントロール性を確保するタイヤ。

 自動車メーカーが求める「低グリップのコンディション下でも、高性能車の巨大なパワーとトルクに対応できるタイヤ」として、サマータイヤと同様に開発からホモロゲーション獲得に至るまで自動車メーカーと協働。プロジェクトではスーパーカーやラグジュアリーカーのオーナーに対し、サマータイヤ同様のドライビング感覚を提供し、季節による違いを感じさせないことをゴールとして定めたという。

アシンメトリーのトレッドパターンで役割分担を行ない、ドライ路面から雪道まで幅広くカバーする

 内側のショルダーはサイプ密度を高め、多方向の溝によって雪上でのトラクションとブレーキングのパフォーマンスを向上。剛性の高い2つの中央ブロックは高いステアリングレスポンスを実現するために設計され、3本の縦溝は排水を促進させる。また、外側のショルダーはサイプ密度は低くして、剛性の高い一連のブロックとして構成。コーナーリング時に横方向の力を制御する。

ピーゼロ ウィンターのトレッドパターン

「Cinturato All Season SF2(チントゥラート オールシーズン エスエフスリー)」

ピレリ チントゥラート オールシーズン SF3

サイズラインアップ:195/55R16 91V XL~245/35R19 93Y XL

採用技術

 小型車~中型車向けのオールシーズンタイヤとして開発され、2025年7月から日本での販売が開始された「Cinturato All Season SF2(チントゥラート オールシーズン エスエフスリー)」は、設計にバーチャル開発システムを駆使して、さまざまな気象条件下でのブレーキング時に高レベルのコントロール性能を実現。乾燥路面では冬タイヤよりも夏タイヤに近い安定性、静粛性、転がり抵抗を確保している。

 3Dサイプを備えるアダプティブトレッドテクノロジーを前モデルから継承しつつ、タイヤの寿命を通じて雪上でのグリップ力を向上させるべく改良を実施。タイヤが摩耗するとサイプ形状が直線からジグザグパターンに変化し、溝の深さが減っても雪を捉える表面積を増加させて対応する。サイプはタイヤを通じて伝わるエネルギー量に応じて開閉し、必要に応じて冬用タイヤの形態から、より硬くコンパクトな夏用タイヤのパターンに変化するため、ブレーキ性能、ロードホールディング性能、ドライビング精度が向上。従来品と比較してより広くなった溝と鋭角な方向性トレッドパターン設計は雪上性能を向上させるほか、雨天時の排水にも寄与してハイドロプレーニングのリスクを軽減させる。

雪上でのグリップ力を向上させるべくアダプティブトレッドテクノロジーを改良

 新素材のコンパウンドの採用でトレッドパターンが進化。一般的には幅広溝を採用するとサマー性能に関して最適なパフォーマンスが損なわれるが、チントゥラート オールシーズン SF3の新コンパウンドは高温下でもタイヤの剛性、安定性、応答性といったバランスを保つことができるという。

 また、新コンパウンドは寒冷時に高い運動性能を維持しながら、高温時にも適度な硬さを保つ特殊な微細構造を備える新ポリマーを配合。さらに低温時のグリップを確保する天然由来の新樹脂、濡れた路面でのグリップ力を損なうことなく雪上性能を最大化するリキッドポリマーといった革新的な材料成分を導入して、低温下でもコンパウンドが硬化せず、冬でも同等のグリップ力を発揮するようにしている。

チントゥラート オールシーズン SF3はバーチャル開発システムを駆使して設計されている

「Scorpion All Season SF3(スコーピオン・オールシーズン SF3)」(New!!)

ピレリ スコーピオン・オールシーズン SF3

サイズラインアップ:265/65R17 112H~275/45R21 110Y XL

採用技術

 2026年8月から順次発売された「Scorpion All Season SF3(スコーピオン・オールシーズン SF3)」はピレリのSUV向けオールシーズンタイヤ。SUVのハンドリングと重量に適応させるため、専用の最適化と技術的ソリューションを導入。大型化した「強化トレッドブロック」やトレッドブロックと路面の接触面積が段階的に増えていく「プログレッシブ・エントリー形状」を採用して、急激な圧力の集中を防ぎつつ、路面との接触をよりスムーズにすることで振動やロードノイズを低減。とくに車両重量の重めなSUVのドライビングに快適性や安定性を与え、高いグリップ性能を発揮する。

 同じくピレリの小型車~中型車向けのオールシーズンタイヤである「チントゥラート・オールシーズン SF3」同様、アダプティブ構造を持つ特殊なトレッド設計を導入。摩耗の進行に伴って直線状からジグザグ形状へと変化する「3Dサイプ」を採用して、摩耗によってトレッド溝の深さが減少しても接触面積が増加して路面の雪をしっかり捉える。

 また、トレッドパターンのアダプティブ構造は高い接地圧が架かった場合にサイプが閉じて密着する特性を備え、サイプ主体となる冬用タイヤのようなパターンからより夏用タイヤに近いプロファイルに変化。これによってドライ路面で安定したパフォーマンスを発揮する。

ピレリのSUV&クロスオーバー向けタイヤ「スコーピオン」シリーズのオールシーズンタイヤ
大型化した「強化トレッドブロック」やトレッドブロックと路面の接触面積が段階的に増えていく「プログレッシブ・エントリー形状」を採用

 幅広に設定された溝とのバランスを取るため、コンパウンドは高温時の剛性や安定性、応答性などを考慮した設計となっており、冬季性能としては低温下でも高い可動性を発揮するミクロ構造を持つ新しいポリマーを配合。天然由来の新たな樹脂を使って低温路面でのグリップ力を高めることに加え、液状ポリマーによってウェット性能を損なうことなく雪上性能を高めている。

 コンパウンドの最適配合を特定するため、ピレリではAIベースとなる「バーチャル・コンパウンダー」を活用。このツールでは数千におよぶ組み合わせのなかから最適な材料配合を選定可能。また、コンパウンドとトレッドパターンを並行設計できる「3Dモデリング」も利用して、コンパウンドとトレッドパターンの相互作用も最適化。これらによって目標設定した性能を実現している。

サイドウォールに「3PMSF(スリーピーク・マウンテン・スノーフレーク)」マークを設定
ジグザグ形状のセンターグルーブが排水性能やスノーグリップを高める

 サイドウォールにはBEV(バッテリ電気自動車)やPHEV(プラグインハイブリッドカー)向けに最適化した技術を採用していることを示す「ELECT」のロゴが打刻され、タイヤ内部には特殊な吸音材を配置して走行中のロードノイズを低減する「ピレリ ノイズキャンセリングシステム」も搭載している。

 このほか、発売時点でラインアップする全サイズでウェットグリップの欧州ラベル評価で最高の「A」を獲得し、雪上性能は厳格な冬季試験をクリアしたタイヤに付与される「3PMSF(スリーピーク・マウンテン・スノーフレーク)」マークを獲得。さらに車外騒音は欧州ラベル評価で「B」の評価となり、転がり抵抗はサイズによって「A」、または「B」を獲得。静粛性向上やCO2排出量の低減を図りつつ、高いウェットグリップ性能を有している。

コンチネンタル

「VikingContact 8(バイキング・コンタクト 8)」

コンチネンタル バイキング・コンタクト 8

サイズラインアップ:185/65R15 92H XL~285/45R22 114T XL

採用技術

 コンチネンタルが「プレムアムスタッドレスタイヤ」と位置付けて2025年9月に発売した「VikingContact 8(バイキング・コンタクト 8)」は、従来品の「バイキング・コンタクト 7」までに培ってきた雪上性能、氷上性能をさらに強化したうえで、転がり抵抗の改善やノイズの低減といったタイヤとしての基本性能を引き上げ、スタッドレスタイヤとしての性能だけでなく、環境性能や快適性能も兼ね備えている。

 最新世代となった「ノルディック・コンパウンド」では、シリカとの相互作用を改善した独自の「アイスポリマー」を採用。極寒の条件下でも柔軟性を保つことによって凍結路面でのブレーキングやコーナーリング時に優れたグリップ力を発揮して、雪や氷の上で高いグリップ力とトラクション性能を発揮する。

 トレッドパターンではショルダーブロックに「3レイヤー・サイプ」を新設定。サイプ形状をドライハンドリング特性を向上させる「ストレートセクション」、力をバランスよく分散させることでウェット路面でのグリップ力を強化する「ジグザグシーケンス」、エッジ長を可能な限り長くすることで雪道でのハンドリングとトラクションを向上させる「波型パート」の3種類に変化させ、さまざまな気象条件に対応して優れたトラクションを発揮させる多機能なデザインとなっている。

ショルダーブロックに「3レイヤー・サイプ」を新設定
「ノルディック・コンパウンド」と回転方向を定めた新しいパターンレイアウトの相乗効果で静粛性を向上

 タイヤとしての基本性能の面では、ノルディック・コンパウンドによって走行中に発生する振動や騒音といった不快な要素を吸収して車内ノイズを低減。回転方向を定めた新しいパターンレイアウトとの相乗効果でも静粛性を向上させている。

 また、新しいパターンレイアウトでは接地面の形状を改良し、トレッド面のブロック配列を最適化したことで、ウィンター性能に加えて騒音の発生による環境への影響を最小限に抑えた。これらの技術により、バイキング・コンタクト 8では全サイズで欧州タイヤラベリングの「ノイズレベル」で「A」を獲得している。

 新設計のトレッドパターンとコンパウンドを組み合わせて使うことにより、走行中に発生するタイヤ内部の変形を抑制。エネルギー損失を最小限にして転がり抵抗を低減させる。さらにカーカスとインナーライナーには熱損失を起こしにくい新素材を使用して、転がり抵抗の指標では、主要サイズで欧州タイヤラベリングで「A」または「B」を獲得。エネルギー損失の低減による転がり抵抗の低減で燃費(BEVでは航続可能距離)を向上させて環境対応力を高めた。

タイヤ内部の変形を抑制し、エネルギー損失を最小限にして転がり抵抗を低減
カーカスとインナーライナーには熱損失を起こしにくい新素材を使用した

関連リンク

コンチネンタルタイヤ・ジャパン株式会社
https://www.continental-tires.com/jp/ja/
製品情報
https://www.continental-tires.com/jp/ja/products/car/tires/vikingcontact-8/

「NorthContact NC7(ノース・コンタクト NC7)」

コンチネンタル ノース・コンタクト NC7

サイズラインアップ:175/65R14 82T XL~285/45R22 114T XL

採用技術

 2025年9月から販売を開始した「NorthContact NC7(ノース・コンタクト NC7)」は「ワンランク上の氷雪路での走破性」「スタッドレスタイヤであっても、こだわった乗り心地と静粛性」「良好な柔軟性を維持し、経年劣化に強い耐久性」を製品特徴とする乗用車向けスタッドレスタイヤ。日本のドライバーに向けて静粛性にもこだわり、柔軟性を維持するコンパウンドを使用することで、より長い年月の使用でも安定した性能を発揮するという。

 極低温環境でのタイヤの性能を向上させるため、コンパウンド技術では天然由来の柔軟剤である菜種オイルを加えるなどのアップグレードを実施。これによって生み出された新世代ノルディック・コンパウンドでは、トレッドコンパウンドをより柔らかくして低温時のさまざまな道路状況に柔軟に適応。一方でトレッドポリマーネットワーク構造を最適化することにより、トレッドが柔らかい状態でも十分な強度を維持して走行中の変形を抑制。耐久性を確保し、転がり抵抗の低減も実現している。

左右非対称を基調としたトレッドパターン「ゲッコー・グラブ・パターン 2.0」を採用

 トレッドパターンでは左右非対称を基調とした「ゲッコー・グラブ・パターン 2.0」により、雪や氷上でのグリップ力を高め、優れたブレーキングと十分なトラクションを実現する。また、千鳥状のパターンとサイプの設計で幾何学的な角度を最適化した「サイレント・トレッドパターン」を採用。トレッドブロックが路面に接地するタイミングを分散させて気柱共鳴音の伝達を抑制し、車内に伝わる騒音レベルを低減して快適性の高いドライブ体験を提供する。

 カーカス・プロファイルも幅広の特別設計である「ワイド・カーカス・プロファイル」を採用。タイヤと路面の接触面積を増加させ、ドライ、スノー、アイスといったさまざまな路面におけるグリップ力が向上しており、とくに凍結路面では接地面効果によって氷上性能を向上させている。

気柱共鳴音の伝達を抑制する「サイレント・トレッド・パターン」
接地面効果によって氷上性能を向上させる「ワイド・カーカス・プロファイル」

関連リンク

コンチネンタルタイヤ・ジャパン株式会社
https://www.continental-tires.com/jp/ja/
製品情報
https://www.continental-tires.com/jp/ja/products/car/tires/northcontact-nc7/

「All Season Contact 2(オールシーズン・コンタクト・ツー)」

コンチネンタル オールシーズン・コンタクト2

サイズラインアップ:165/60R15 77H~285/40R21 109Y XL

採用技術

 2025年2月に発売された「All Season Contact 2(オールシーズン・コンタクト・ツー)」は「あらゆるタイプの車両のニーズを念頭に置いて開発が進められた」というプレミアムオールシーズンタイヤ。

 オールシーズンタイヤに求められる性能を高いバランスで実現するオールシーズンタイヤ専用の「チリ・ブレンド・コンパウンド」を採用。寒冷な冬の路面や雪道での確実なグリップ力と正確なステアリングレスポンスをはじめ、温暖な季節のドライ・ウェット両路面でも優れたブレーキング性能を発揮する。さらに新開発した柔軟なエストラマー・ネットワークによって摩耗を抑え、燃費を向上させている。

 さらにエネルギー効率を向上させるため、カーカスとインナーライナーに低ヒステリシスの新素材を使用する「スマート・エナジー・カーカス」を導入してエネルギー損失を抑え、転がり抵抗を低減させた。

オールシーズンタイヤ専用の「チリ・ブレンド・コンパウンド」を採用
カーカスとインナーライナーに低ヒステリシスの新素材を使用する「スマート・エナジー・カーカス」

 トレッドパターンについては従来製品の「オールシーズン・コンタクト」から進化させた「アダプティブ・パターン」を採用。「オフセット・Vシェイプ・パターン」と「C字型ブロック・パターン」が大きな特徴となり、外側に向かって開いていく方向性を持つオフセット・Vシェイプ・パターンと「オープン・ショルダー・グルーブ」が、路面の水をすばやく効率的に排出することで優れた耐ハイドロプレーニング性能とウェット路面での安全性を発揮する。

 また、トレッドパターンのセンター部分に「セルフ・レインフォース・リンク」で連結されたC字型ブロック・パターンを配置して、トレッド剛性を高めて使用開始時からタイヤの寿命の終わりまで優れたハンドリング性能を持続させる。

「アダプティブ・パターン」でロングライフ性能と耐ハイドロプレーニング性能を実現

グッドイヤー

「ICE NAVI 8(アイスナビ エイト)」

グッドイヤー アイスナビ 8

サイズラインアップ:155/65R13 73Q~225/45R21 95Q

採用技術

 2021年8月に発売された「ICE NAVI 8(アイスナビ エイト)」は、初代製品が1997年に発売されて以来20年以上に渡る歴史を持つプレミアムスタッドレスタイヤ。シリーズで初めてトレッドパターンに左右非対称パターンを採用して、雪上や氷上といった冬性能に加え、ライフ性能や新たな軟化剤の使用による柔軟性の持続も考慮した製品となっている。

 左右非対称の「アシンメトリックNAVIパターン」では、アウト側の剛性を高めて旋回時の操縦安定性を確保するとともに、ランド比を従来品の「アイスナビ 7」から2%高め、より広く接地させることで密着性を向上。氷上におけるコーナーリング性能は従来品比で5%向上した。

 また、多方向にラグ溝やスロットを配置することで氷上ブレーキ時のひっかき効果を発揮させるとともに、ピッチ数を従来の56から68へと21%アップさせ、前後のトータルエッジ成分を従来品比で7%高め、氷上ブレーキ性能も8%向上させた。

トレッドパターンは左右非対称の「アシンメトリックNAVIパターン」
アウト側の剛性を高めて旋回時の操縦安定性を確保する

 さらにアイスナビ 8では「均一摩耗プロファイル」を採用して、摩耗エネルギーを分散させることで偏摩耗を抑制。耐摩耗性を従来品比で3%向上させ、転がり抵抗も2%低減させて、同社の低燃費タイヤ「イーグル LS EXE」同等の低転がり抵抗を実現している。そのほか、パターンノイズ(騒音エネルギー)は従来品比で31%低減し、ロードノイズ(騒音エネルギー)も16%低下させている。

氷上ブレーキ性能は従来品の「アイスナビ 7」から8%向上

「VECTOR 4SEASONS GEN-3(ベクター フォーシーズンズ ジェンスリー)」

グッドイヤー ベクター フォーシーズンズ Gen-3

サイズラインアップ:185/60R15 88V XL~255/40R20 101W XL(VECTOR 4SEASONS GEN-3)

サイズラインアップ:215/65R17 99V~275/45R20 110Y XL(VECTOR 4SEASONS GEN-3 SUV)

採用技術

 対応するサイズ別に乗用車向けの「ベクター フォーシーズンズ Gen-3」とSUV向けの「ベクター フォーシーズンズ Gen-3 SUV」をラインアップするグッドイヤーのプレミアムオールシーズンタイヤ。研究・開発から生産まで欧州で行なわれるタイヤとなっており、定評ある冬季に重視される性能に加え、静粛性やライフ性能といったタイヤとしての基本性能も従来品の「ベクター フォー シーズンズ ハイブリッド」から大幅に向上させているという。

グッドイヤー ベクター フォーシーズンズ Gen-3 SUV

 トレッドパターンではトレッド中央部に大型サイプを配置して、接地時に大きなサイプが多くの雪を排出。さらにサイプ交差点の開口部が広がって排雪性能を高め、高い雪上グリップ力を実現する「スノーグリップテクノロジー」を採用。また、摩耗が進んで溝底に近付いていくと幅の広い溝が表出する特殊構造により、広がった溝幅によって排水性を確保。摩耗が進行してもウェット性能をキープして安全性を長く維持する「アクアコントロールテクノロジー」も搭載している。

 さらにセンターに向かって狭くなっていく溝とパターンを最適化した「新Vシェイプドトレッド」がノイズを低減して、従来品との比較でパターンノイズを36%、ロードノイズを31%低減することに成功。アンダートレッドははより強い構造が与えられ、負荷の大きいショルダーブロックも強固にしてステアリング操作時のタイヤ変形を抑え、優れたドライハンドリング性能を実現する。

 このほか、「新オールウェザーシリカコンパウンド」と専用ポリマーを組み合わせる「新オールウェザーコンパウンド」の採用により、ライフ性能は従来品から30%向上している。

「新Vシェイプドトレッド」がノイズを低減
従来品「ベクター フォー シーズンズ ハイブリッド」と比較してパターンノイズを36%、ロードノイズを31%低減
「新オールウェザーコンパウンド」を採用する

関連リンク

日本グッドイヤー株式会社
https://www.goodyear.co.jp/
オールシーズンタイヤ特設ページ
https://www.goodyear.co.jp/products/list.php?cat=allseason
製品情報(VECTOR 4SEASONS GEN-3)
https://www.goodyear.co.jp/products/tires/4seasonsgen3/4seasonsgen3.php
サイズラインアップ(VECTOR 4SEASONS GEN-3)
https://www.goodyear.co.jp/products/tires/4seasonsgen3/4seasonsgen3.html#SizeList
製品情報(VECTOR 4SEASONS GEN-3 SUV)
https://www.goodyear.co.jp/products/tires/4seasonsgen3suv/4seasonsgen3suv.php
サイズラインアップ(VECTOR 4SEASONS GEN-3 SUV)
https://www.goodyear.co.jp/products/tires/4seasonsgen3suv/4seasonsgen3suv.html#SizeList


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ネクセンタイヤ

「WINGUARD ice 3(ウインガード アイス スリー)」(New!!)

ネクセンタイヤ ウィンガード アイス3

サイズラインアップ:165/60R15 77T~235/55R20 102T

採用技術

 2026年9月から順次発売された「WINGUARD ice 3(ウインガード アイス スリー)」は、HEV(ハイブリッドカー)やBEV(バッテリ電気自動車)、SUVなど車両重量が重くなりがちな車両の比率が高まり、北海道や東北では凍結したアイス路面が多く、本州では圧雪・シャーベット路面が多くなるといった地域による路面環境の差が大きい日本市場のニーズを満たすための開発を実施。ネクセンのSUV&ミニバン向けスタッドレスタイヤ「ウィンガード アイス SUV」と同じくソフトコンパウンドを使用するノルディックタイプのスタッドレスタイヤとなっている。

 重い車両で求められる耐荷重を実現するため「氷にも、雪にも、車重にも打ち克つ」というキーワードを開発コンセプトに設定。新開発した「ノルディックコンパウンド」によって氷上でのグリップ性能を高めたほか、接地圧を均一化してトラクション性能を向上させる「ワイドプロファイル設計」を採用。路面に対する密着性を高め、凍結面でのブレーキ性能を強化している。

サイドウォールには“雪と氷の形からインスパイアされた”というデザインを採用
トレッドパターンには「Vシェイプデザイン」「3Dサイプコンセプト」「ノコギリ状ブロックデザイン」などの技術を採用

 冬の路面に最適化したというトレッドデザインは、従来品の「ウィンガード アイス2」で採用した左右非対称パターンではなく、ウィンガード アイス SUVや初代「ウィンガード アイス」と同じ左右対称パターンに変更。

 トレッドパターンの導入技術では、雪上や凍結路でも安定したハンドリング性能を生み出す「Vシェイプデザイン」、ゴム同士が支え合う構造でブロック剛性を高め、荷重がかかっても力を逃がさずブレーキングやコーナーリングの性能を高める「3Dサイプコンセプト」、エッジ効果によって雪上や凍結路でも優れたトラクションを実現する「ノコギリ状ブロックデザイン」、ウェーブ形状のグルーブによるエッジ効果で路面をとらえる「ステップエッジ・グルーブ」などを採用。雪上やシャーベット路でも優れたトラクションと安定したハンドリング性能を発揮するほか、ドライ路面やウェット路面でも安心感のある走りを実現する。

 サイドウォールは“雪と氷の形からインスパイアされた”というデザインによって独自の個性を表現。また、国際基準に基づく氷上性能試験をクリアし、厳しい冬季環境においても高い氷上性能を発揮することを第三者機関が認めたことを示す「アイスグリップ・シンボル」も刻印されている・

関連リンク

株式会社ネクセンタイヤジャパン
https://www.nexentire.com/jp/
ウィンタータイヤ特設ページ
https://www.nexentire.com/jp/product/passenger/#winter
製品情報
https://www.nexentire.com/jp/product/winter/winguard-ice3.php

「WINGUARD ICE2(ウィンガード アイスツー)」

ネクセンタイヤ ウィンガード アイス2

サイズラインアップ:155/65R13 73T~245/45R18 100T

採用技術

「WINGUARD ICE2(ウィンガード アイスツー)」では2フェーズ特殊ポリマーシステムを採用する「アドバンスド・ソフトコンパウンド」を新開発。低温域でも柔軟性を失うことなく、高温域ではゴムの剛性を保つという特性を備え、氷雪路でのブレーキング性能を向上させる。また、サイプ同士が噛み合う「3Dサイプ」の採用により、ブロックの倒れ込みを防いでブロック剛性を確保。これによって接地面を安定させ、氷雪路でのグリップ力と走行安定性、ハンドリング性能などを高めている。

低温域でも柔軟性を失わず、高温域ではゴムの剛性を保つ「アドバンスド・ソフトコンパウンド」を採用

 トレッドパターンではイン側に雪上でトラクション性能を発揮する横溝を設定し、アウト側に剛性の高い大型ブロックをレイアウトする「新・非対称トレッドパターン」を採用することで、コーナーリング性能とグリップ力を高めている。

 このほかトレッド面には、マイクロサイプによって水幕を破りつつ、ブロックに設定したのこぎり歯状のエッジで氷や雪を捉える「マイクロサイプ&ソー・マイクロエッジ」で氷雪路のトラクション性能を高め、多方向性の「マルチディレクショナルグルーブ」の採用で氷雪路における力強いグリップを発揮する。

イン側に雪上でトラクション性能を発揮する横溝、アウト側に剛性の高い大きなブロックを配置して、コーナーリング性能とグリップ力を両立
「3Dサイプ」でブロックの倒れ込みを防ぎ、ブロック剛性を確保
「マイクロサイプ&ソー・マイクロエッジ」や「マルチディレクショナルグルーブ」で氷雪路に対応

 ネクセンタイヤは冬用タイヤのテストをフィンランド北端のイヴァロにあるテストコース「TEST WORLD」で実施。総面積120haの広大な敷地にアイストラックやスノートラック、スノー&アイスハンドリング路、登坂路などさまざまなコースがあるという。

テストコース「TEST WORLD」で冬用タイヤを開発

関連リンク

株式会社ネクセンタイヤジャパン
https://www.nexentire.com/jp/
ウィンタータイヤ特設ページ
https://www.nexentire.com/jp/product/passenger/#winter
製品情報
https://www.nexentire.com/jp/product/passenger/winguard-ice2.php

「WINGUARD ice SUV(ウィンガード アイス エスユーブイ)」

ネクセンタイヤ ウィンガード アイス SUV

サイズラインアップ:205/55R17 91T

採用技術

「WINGUARD ice SUV(ウィンガード アイス エスユーブイ)」は日本市場でも強い需要がある氷雪路でのパフォーマンス向上を目指して開発された、SUVやラージミニバン向けとなるノルディック・タイプ(ソフトコンパウンド使用)のスタッドレスタイヤ。

 トレッドパターンでは、センター部分に連なるV型ブロックによって雪上でのブレーキ性能を向上させ、両サイドに向かって広がっていく方向性のあるパターンでシャーベット路面の排水を有利にする「デュアルVシェイプパターン」を採用。さらにシャーベット路面やウェット路面での排水性を高めるため、縦溝として4本のグルーブと2本のセミ・グルーブを設定している。

 また、センターにある特別な「3Dブロック」の形状で偏摩耗を抑制し、ショルダー部分にあるブロックではサイプの入れ方を工夫することでブロック剛性を高め、耐久性を向上させている。

トレッドパターンに「デュアルVシェイプパターン」を採用
側面から見たウィンガード アイス SUV

関連リンク

株式会社ネクセンタイヤジャパン
https://www.nexentire.com/jp/
ウィンタータイヤ特設ページ
https://www.nexentire.com/jp/product/passenger/#winter
製品情報
https://www.nexentire.com/jp/product/winter/winguard-ice-suv.php

「N-blue 4season 2(エヌブルー 4シーズン ツー)」

ネクセンタイヤ エヌブルー 4シーズン 2

サイズラインアップ:205/55R16 94V~235/55R19 105W

採用技術

 欧州や北米の市場でも販売されているオールシーズンタイヤ「N-blue 4season 2(エヌブルー 4シーズン ツー)」は、2025年10月から日本市場でも販売がスタート。乾燥路面や濡れた路面に適したサマータイヤと雪上や凍結路面に対応する冬用タイヤの両方の特性を備える全天候型タイヤで、“オールシーズンタイヤでも走りの性能をあきらめたくない”というユーザーニーズに応えるため開発された「アクティブ・オールシーズンタイヤ」となっている。

 エヌブルー 4シーズンシリーズが特徴としてきた「ヨーロッパの四季を知る」性能を継承しつつ、高い次元の高速安定性とスノー性能を向上。欧州の厳しい環境で求められるオールウェザー性能を高い水準で満たし、さまざまな路面状況で安定した走行性能を実現している。

 硬度の最適化によって幅広い温度域に対応するコンパウンドを採用。さらに「グリップ・レジン・テクノロジー」を組み合わせ、低温域でも柔軟性を失わず、トレッドパターンの路面密着度を高めて制動力を向上。高温域でも剛性を確保することで、さまざまな路面状況でのブレーキング性能を高めている。

ネクセンタイヤ エヌブルー 4シーズン 2のトレッドパターン

 トレッドパターンではアングルを付けた波型サイプと超薄型カーフにより、ウェット路面や雪上で高いグリップ性能を発揮。さらに両側のショルダーブロックに施されたギザギザ模様がスノー路面で効果的に駆動力を発生させ、スノートラクション性能を強化している。また、センター付近のブロックにはチャンファー加工を施してブロック剛性をアップ。直進安定性を高めている。

 また、性能を長く維持する技術として、トレッドパターン表面の摩耗が進むと現われる「ジグザグブロック」を活用して雪上グリップを維持。耐摩耗性能を従来製品から30%高めたロングライフ設計も採用している。